海外ドラマや映画で、思わず憧れてしまうシーンはありますか?
私がイギリス留学時にホームステイ先に到着したとき、困ったことがありました。
ハグがうまくできない…
ドラマや映画で再会のシーンではマストともいえる、憧れのハグ。
表現力に乏しいといわれる日本人の気性なのでしょうか。
英語でのコミュニケーションを楽しむためにも、「再会」という感動的な場面で気持ちを伝えたいですよね。
そこで今回は、再会のシーンの英語表現や自然な表現のポイントをご紹介します。
あなたの気持ちをしっかり伝えられる「再会」フレーズを身につけましょう!
■ 目次
再会のシーンで役に立つ基本フレーズ
まずは日本語での再会シーンを想像してみましょう。
「わー、久しぶり」
というフレーズは出てきますよね。
これは、英語でも同じ。
ということで、「久しぶり」の英語表現を覚えるのが最初の一歩です。
「Long time no see!」
直訳すると、「長いこと会ってないね」という感じです。
ある程度の関係性があって「久しぶり」といえる間柄であれば、ビジネスシーンでも使われている表現です。
よく「英語には敬語がない」という誤ったイメージをもっている人に出会います。
英語にも礼儀はあります!
基本のフレーズを覚えたら、「これは日本語でいうとどんなトーン?」と語感をチェックする癖をつけましょう。
定番の「Long time no see.」以外のフレーズも確認しましょう。
「How have you been?」
「久しぶり」と同じように使われる再会のフレーズとして、
「元気にしてた?」というフレーズがありますよね。
この「How have you been?」は、まさに「元気にしてた?」です。
ネイティヴの中では、「How」を略して「Have you been?」とだけ言う人もいます。
ちなみにこのフレーズは、日本語訳からもわかりますが、かなりカジュアル。
ビジネスシーンや、目上の人に対しては適していないフレーズなので注意ですね。
ここで万能ともいえる再会フレーズも覚えておきましょう。
「Great to see you again!」
「See you again(また会いましょう)」という別れ際のフレーズはおなじみです。
この「Great to see you again!」は、家族・友人・目上の人・ビジネスとどのような相手にも使える万能フレーズ。
「Great」の部分を「Good」や「Happy」にすることもできて、
細かいトーンを変えられるところも便利です。
「また会えて嬉しい」というフレーズで再会の喜びを伝える。
この英語ならではのフレーズは、経験からもネイティヴによく使われています。
ここで、親しい仲だからこそ使えるフレーズもチェックしておきましょう。
親しいからこその「+α」フレーズ
映画でカップルが再会するシーンで、「久しぶり」とは言ってませんよね。
ここでは、親しい仲だからこそ使える再会フレーズをご紹介します。
英語っぽさを体感してみてくださいね。
「(I’ve) missed you!」
親しい人とのコミュニケーションでよく登場するのが、「miss」という単語。
日本でいうと「欠く・失う」という意味と
「いなくて寂しい・なくて寂しい」という気持ちを含む意味があります。
「あなたがいなくてずっと寂しかったよ」という表現で、再会の喜びが強く伝えられますね。
「Where have you been hiding?」
ちょっとくだけた、おちゃらけトーンのある表現です。
「どこに隠れてたの?」という意味で、「久しぶり」感が出せます。
英語にはこのような言い回しがたくさんあるのが面白いですよね。
機械翻訳では訳せない、人間らしい表現は率先してマスターしたいものです。
ご紹介したフレーズ以外にも、再会してハグしてからのひと言はさまざま。
これから海外ドラマや映画で再会シーンに出くわしたら、
「どんなフレーズ?」とチェックしてみると表現力アップにつながります。
ビジネスシーンでも使える!スマートな再会フレーズ
重ねて強調したいのは、英語にも礼儀がある、ということ。
つまり、敬語のように相手によって失礼になってしまう表現があるということです。
いわゆる「ビジネス英語・ビジネス英会話」というほど、別ジャンルの英語が存在するわけではありません。
ただ、日本語のマナーと同等のマナーが英語にもあるということは理解しておきましょう。
ここでは、ビジネスシーンの再会で使えるスマートなフレーズをご紹介します。
「It’s been a long time.」
先述した「Great to see you again」とセットでよく使われるフレーズです。
流れとしては次のようになります。
「It’s been a long time. Happy to see you again.」
「ご無沙汰しています。またお目にかかれて嬉しいです。」という感じですね。
関係性にもよりますが、通常は握手をしながらこのフレーズという流れが一般的。
「Pleasure to see you after such a long time.」
これは、先ほどの表現とほぼ同じですが別の言い回しです。
直訳すると「こんなに長い時間を経てお会いできて嬉しいです」という意味。
「pleasure」は喜びをストレートかつスマートに伝える単語としてオススメです!
ビジネスシーンでの再会は、その後の関係性をスムーズにするためにも印象良くしたいですよね。
はっきりとゆっくりとした口調で、穏やかに再会フレーズを出せるようにしておきましょう。
海外で生活していると、日本ではなんでもない表現が相手に失礼に伝わってしまう、なんて失敗もあります。
次に、再会のときにNGともいえるフレーズを確認しておきましょう。
要注意!再会が台無しになるダメフレーズ
私がアメリカに本社を置く企業で採用の仕事をしていた時に驚いたことがあります。
それは、採用選考時に性別を問うことはタブーとされていたこと。
日本では「普通」のことが、海外では「タブー」ということがあるのは、英語でコミュニケーションをとる私たちが注意すべきポイントです。
そこで、再会のときに出てしまいそうな要注意フレーズを挙げてみます。
「You haven’t changed at all!」
日本では、「わー、全然変わらないね」とポジティヴなニュアンスで使う人がいます。
海外では外見に関するコメントが原因で、相手に不快な想いをさせることがあります。
その中でも、意外にもネガティヴに伝わってしまうのが、
この「You haven’t changed at all.」なんです。
何の進歩もない、というように受け取る人もいるようなので、気を付けましょう。
「How is your family?」
「ご家族は元気?」というフレーズですが、これも再会ならではの注意が必要です。
日本でも既婚・未婚に関する質問はタブー視されるようになってきました。
それと同じく、家族に関する質問は再会や初対面といった場面では避けることをおすすめします。
再会できた喜びがそのまま相手に伝わるようにするには、最低限の配慮が必要ですね。
英語という外国語を使うからこそ、相手にどう伝わるかを常に意識することが、コミュニケーションを楽しむコツ!
まとめ
相手に合わせた再会フレーズをパターンとして用意しておく。
英語でのコミュニケーション力アップのコツは、場面ごとの心の動きとフレーズをセットにすること。
ドラマや映画はもちろん、ドキュメンタリーやリアリティショーでも、生きたネイティヴのフレーズが学べます。
再会の英語のフレーズとして、
1. 基本の「久しぶり」
2. +アルファの「会えなくて寂しかったよ」
3. ビジネスシーンのスマートな「ご無沙汰しています」
4. 気をつけたいNGトピック
を意識すれば、どの相手にも自然で好印象を与えることができます。
素敵な再会シーンでのコミュニケーションを楽しみましょう!
日常会話フレーズについては、こちらの記事が参考になります。
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