英検のCSEスコアとは? 知らないと損する3つのポイント

CSEスコアって知ってますか?

 

これは、英検スコアのこと。

現在、英検スコアは、このCSEスコアで表記されているんです。

 

正答数を基に換算される、このCSEスコア。

以前のように、正答数=得点ではないんですね。

 

そのため、とにかく分かりづらい…。

ということで今日は

  • CSEスコアについて
  • CSEスコアのポイント
  • CSEスコアとCEFR

これをお届けしたいと思います。

 

自分のスコアの意味がよく分からない。

これから英検を受験したい。

 

そんな方は、要チェックですよ。

 

 

■ 目次

【運営者プロフィール】
東大生英語教師ジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者8000人超え。 ジャックの無料公式LINEは1000人以上が登録。1ヶ月の勉強でTOEICの点数が800超えたり、英語が絡む仕事に転職したり、ネイティブとストレスなく話せる人が続出。

CSEスコアとは

正答数をそのままスコアとしていた英検。

2016年以降、CSEスコアを採用しています。

 

この特徴は、主に3つです。

  • 級を越えてスコアを比較できる
  • 各技能のスコアを比較できる
  • 他の英語検定と比較できる

 

たとえば、3級に合格したとします。

次の準2級までに、どのくらい足りないか知りたいですよね。

 

そんなときに役立つのが、このCSEスコア。

すべての級のスコアが、同じ指標で表記されているんです。

 

たとえば、3級の合格点は1350。

あなたは、1500点で合格したとします。

 

同回の準2級の合格点は、1550点。

となれば、準2級合格にかなり近いということがわかりますね。

 

 

同様に、各技能のスコアも統一されています。

 

例えば、一次試験のリーディング、リスニング、ライティング。

問題数が違うため、当然、配点はバラバラでした。

 

ですが、CSEスコアでは、全分野の配点が統一されています。

 

例えば、2級の配点は、各650点。

個人スコアや合格者平均スコアも示されます。

 

したがって、どの分野が弱いのかが一目瞭然なんですね。

次の検定に生かせるように工夫されています。

 

 

さらに、他の英語の検定試験との比較も簡単。

 

例えば、TOEICやTOEFL。

その段階でのスコアがどのくらいかの比較ができます。

 

この根底には、CEFRという国際的基準があります。

このCEFR については、記事の後半で詳しくお伝えしますね。

 

 

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CSEスコアのポイント

新たな指標ともいえるCSEスコア。

 

便利な反面、知っておかないと損するポイントもあるんです。

そのポイントを解説していきますね。

 

 

CSEスコアは変動する

CSEスコアは、変動します。

 

例えば、同じ正答数なのに、第二回検定は合格、三回だと不合格。

なんてことが、起こりうるんです。

 

その原因は、CSEスコアの算出法にあります。

CSEスコアの算出方法は、統計的手法。

 

一問ごとの配点は一定ではありません。

そのときの平均点に左右されるんです。

 

したがって、同じ正答数でも、受験回によって合格ラインは変動するんです。

結果が出るまで、合否はわからないってことですね。

 

 

各技能のバランスが重要

CSEスコアが導入されるまでは、トータルスコアで合否が決まっていました。

3級から2級までの合格ラインの目安は、6割。

 

仮に、筆記(30)+リスニング(30)で60点満点とします。

その場合のおおよその合格ラインは、36点。

 

例えば、筆記21点(7割)+リスニング15点(5割)で、36点。

これでも合格でした。

 

つまり、内訳はなんであれ、トータルスコアで合否が出ていたんです。

 

 

ですが、CSEスコア導入後、この得点ではアウト。

なぜなら、バランスが悪いから。

 

つまり、各技能のスコアが、6割越え必要があるんです。

 

技能ごとの得点が統一されたCSEスコア。

それは、技能ごとのバランスを重視するためなんですね。

 

どの分野も、目安の合格ラインに届くような対策が不可欠です。

 

 

英検バンドの意味を知る

英検バンドって知ってますか?

 

英検の成績表をお持ちの方は、見てみてください。

合否の横の欄に記載されていますよ。

 

 

たとえば、この成績表。

一次の英検バンドは、G2 +1 となっていますね。

 

ここから分かることは

  • 受験級は2級である
  • 合格である
  • 得点は合格点より少し上である

 

まず、「G」について。

 

これは、「Grade(級)」の頭文字

つまり、受験級を表しています。

 

そして、その後の「+1」。

これは、合格点からの距離を表しています。

 

「+1」なので、合格点より少し上だということがわかります。

 

逆に不合格の場合、表記は「−」となります。

 

例えば、「−1」。

これは、合格点に少し足りなかったことを示しています。

 

この見方がわかれば、自分の位置が把握できて便利ですよね。

次の検定対策に役立ちますよ。

 

詳細を知りたい方は、こちらを参考にしてくださいね。

 (英検ホームページ)

 

 

CEFRから見るCSEスコア

では最後に、CEFRについて。

 

CEFRとは、「ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)」の略称。

 

外国語の熟達度合いを同一基準で見ることができる指標なんです。

 

 

英語の検定試験ってたくさんありますよね。

英検、TOEIC、TOEFL、TEAPなど。

 

例えば、英検2級だと、TOEIC何点くらいなのか。

そういう相関関係が一目瞭然なんです。

 

その図表がこちら。

検定間の相関がよくわかりますよね。

そして左の欄には、A3〜C2のランクが記載されています。

 

英語力が、6つにランク付けされているんですね。

各ランクの英語力の目安はこちら。

(出典: 文部科学省

この対照表を知っていたら、便利ですよね。

どんどん力をつけて、新たな検定にもチャレンジできますね。

 

 

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まとめ

英検CSEスコアの特徴

  • 級を越えてスコアを比較できる
  • 各技能のスコアを比較できる
  • 他の英語検定と比較できる

 

CSEスコアの知っておくべきポイント

  • スコアは受験回によって変動する
  • 各技能のバランスが大切
  • 英検バンドをうまく活用する

 

CSEスコアをうまく活用して、どんどん力をつけていきましょう。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

山崎
山崎
TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。

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