英語を本格的に学びたい!
生きた英語を体験したい!
いつか海外に移住したい!
海外留学を目指すきっかけは、ますます多様化をみせています。
イギリスの大学に留学した私の場合、
中学生の頃に観たミュージカル。
「この作品が生まれた国に行ってみたい!」
単純すぎるきっかけのおかげで、ここからが大変でした。。
そこで出会ったのがIELTS。
イギリス留学には必須ともいえる試験。
「IELTS」ってなんて読むの?レベルだった私の初めてのスコアが7.0でした。
留学経験ゼロでも、9ヶ月間の勉強だけで手に入れたこのスコア。
その理由は?
IELTSというテストの性格をしっかり理解できていたから。
伝統と最先端のトレンドが美しく共存する国イギリスへの留学、赴任、移住を目指すあなた!
ここでは、IELTSの最大の特徴「スピーキング」「ライティング」を攻略するための勉強法をご紹介します。
IELTS高スコアを手にして、夢の海外生活を実現しましょう。
■ 目次
IELTSってどんなテスト?
まずIELTSは、「アイエルツ」と読み、International English Language Testing Systemを略した名称です。
アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールの2種類あります。
ひとつが、大学進学のために取得が求められるの「アカデミック・モジュール」。
もうひとつが、イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダへの永住権などの
ビザ取得のために求められるの「ジェネラル・トレーニング・モジュール」です。
日本で最もメジャーな英語検定のひとつ、TOEICとの最大の違いは2つ。
1.「聞く、話す、読む、書く」の4技能の試験
2. 記述式
スコアは、点数ではなくバンドスコアと呼ばれる熟練度で0から9で0.5きざみで判定されます。
試験の傾向や採点基準に差異があるので絶対的比較ではありませんが、他のテストとのスコア換算をすると、IELTS7.0に相当するのは、、
TOEIC→ 870〜970
英検→ 1級
目的別のスコアの基準は次の通りです。
大学留学→5.5〜6.5
大学院留学→6.5〜7.5
(学校や学部によって提示される条件は異なります)
私は大学留学で演劇専攻ということで、英文学などと同じく高めのスコアが求められ、IELTS6.5以上という条件でした。
ちなみに、私が通った大学では経営学部で5.5、経済学部で6.0と条件はさまざまでした。
日本と教育制度が異なるイギリスでは、アメリカへの大学留学とは異なる準備が必要。
じっくりと準備を進めていくことをおすすめします!
私がイギリスの大学に入学したのは21歳だったので、クラスメートのほとんどが18〜19歳でした。
ただイギリスでは高校を卒業した後に「Gap Year」という1年をとって将来について考えるために進学も就職もしないという人も多く、「私、21歳、、」という疎外感を感じたことは一切ありませんでしたよ。
日本では、年齢と経歴に「標準的」タイムラインが強く根付いていますが、そこにとらわれず、時間をかけて自分のためのプラン作りをしていきましょう!
IELTSは、日本全国で毎月1〜2回ペースで開催されていますが、受験料25,380円(税込)。
決して何度も受けてスコアアップ!というタイプのテストではないですよね。
だからこそしっかりIELTS対策の勉強をして、一発で目標スコアを手に入れましょう。
ここから、私が実践した勉強法をご紹介します!
勉強法その1: スピーキング対策!自分の意見を英語で語る
日本人受験者が一番苦労するのが、スピーキング。
しかもIELTSのスピーキングテストは、対面式ということで試験官と一対一というスタイルで実施されます。
11〜14分で、3つのセクションを4つの評価基準で採点されます。
4つの評価基準とは、
1. 流暢さと一貫性
2. 語彙力
3. 文法力
4. 発音
これだけ聞いたら不安でいっぱいになりますよね。
何よりどうやって準備すればいいの?感が最も強いように感じます。
はい、心配ありません!
あなたが語る内容がウソかホントかなんて、一切採点に影響しません。
ポイントは、試験管の質問を理解し、はっきりと答えられるか、そして自分の意見を述べられるか。
スピーキングは全部で次の3つのパートに分かれています。
1. 自己紹介
2. スピーチ
3. ディスカッション
まず、「自己紹介」。
これは、スラスラと自分の言葉で語れるようにセリフを作って、とことん練習すればOK!
俳優気分で楽しんでしまいましょう。
難しいことを言う必要は一切ありません。
シンプルに、わかりやすい内容にしておくことをおすすめします。
この自己紹介内容をもとに、試験官が質問してくるからです。
「スピーチ」では、タスクカードと呼ばれるお題が書かれたカードが提示され、その場で1分間の準備時間を与えられて、その後2分のスピーチをする、というもの。
「ディスカッション」では、「スピーチ」で使ったテーマをもとに、試験官の質問に答えます。
演劇を志したにもかかわらず人前で話すのが苦手だった私には、日本語でも難しく。。
ここで実践したのが、とにかく話しまくる!
過去問はもちろん、ウェブサイトで無料で模擬問題が手に入るので、自分で時間を測って、すぐに沈黙タイムなしで話し続けられる体力を身につけます。
そして、録音して自分の英語語りをチェックするのも忘れずに!
かなりストレスになる作業ですが、効果バツグンなので、是非挑戦してみてください。
スピーキングの最大のポイントは、「沈黙は絶対にダメ」
実際の試験で、わからない単語が出てきても、焦らずに「Let me think…」「Well…」といった「えっと…」言葉を使ったり、「Could you repeat the sentence again?」ともう一度聞いてみたり。
会話・コミュニケーションができるところをしっかり証明しましょう!
英語で自分のこと、自分の意見を語るのは、場数をふめばふむほど慣れてきます。
勉強法その2: ライティング対策!文章の書き方に慣れる
スピーキングに匹敵する苦手分野となるのが、ライティングです。
これは、なかなか独学で対策するのが難しいのですが、やれることはたくさんありますよ!
出題内容は、「アカデミック」か「ジェネラル」かによって大きく異なります。
私が実際に受験した「アカデミック」では、次の2つのパートに分かれていました。
1. グラフなどのデータを分析して説明する、もしくは手順や過程などを説明する
2. ある問題に対しての意見を述べる
それぞれの語数制限を意識しつつ、60分間で2つのタスクを終わらせる+全て手書き、このスタイルは、慣れが重要!
はい、ここで簡単なチェックテスト。
椅子を意味する英単語を実際に書いてみましょう!
答えは、、、「(a) chair」
見たら分かるけど、自分で書けないという単語って意外に多いんです。
そして、文章の構成の基本を学ぶためにも、実際に自分で書いて感覚をつかむことが、一番効果的。
例えば、「屋内での全面禁煙をどう思うか?」というテーマであれば、こんな構成がすぐに浮かぶかどうか。
「自分の意見(賛成?反対?)」
「理由(自分の意見の理由やそれを裏付ける例)」
「結論」
意見を文章化するための大きな構成をすぐに作れるか、という点をIELTSはみているのです。
文法などは自分で細かくチェックしきれませんが、過去問や模擬試験に挑戦して、その模範解答との比較から学びとることができます。
また、IELTSの運営機関のひとつブリティッシュ・カウンシルはYouTubeでIELTS対策チャンネルをもっています。
次のような「ライティングでしなければならないこと」のような動画もあるので、運営機関が教えてくれるコツをつかむこともおすすめ!
勉強法その3: 過去問題集でタイムマネジメントの感覚を身につける
IELTSだけではなく、試験であれば必ず意識しなければならないのが「時間」。
マークシート方式のテストが多いなか、IELTSは記述式であるだけでなく、なんと問題用紙も回収されるので書き込み禁止、というルールもあるんです。
独特なスタイルのテストだからこそ、普段からその環境で制限時間内に、ベストパフォーマンスを出せるような準備がとても大切になります。
「リーディング」と「ライティング」の60分間は、特に意識して、それぞれの60分間をどのように使うかを、自分で決めておきましょう。
例えば、私は「リーディング」は最初の5分間で問題文を先に読んで、どのような内容の文章かを想像することから始めました。
わざわざ文章一字一句全部を読んで理解する必要はないんです。
質問に答えられる情報を取りに行く、これがリーディング。
最後の10分を見直しだけに使う、と決めていたので、実質50分で回答を済ませるように、徹底的にタイムマネジメントをする体力をつけることを意識しました。
過去問題集で実践しながら、自分の得意な分野、やりやすい流れを見つけること、この繰り返しで、無駄なくIELTS脳を身につけることができました。
まとめ
なんともイギリスらしい個性的な英語検定IELTS。
他の検定と同じく、英語でのコミュニケーションができる能力を測定するものです。
日本の学校教育でほとんどカバーされていないスキルを重点的におさえれば、問題なく7.0といったスコアを一発で取ることが可能です!
1. 英語で語るスピーキング対策
2. 文章の書き方に慣れるライティング対策
3. タイムマネジメントを身につける
この3点は、IELTS対策のハズせないポイント。
IELTS対策での勉強は、その後の英語でのコミュニケーションの基礎にもなるので、
「英語の基礎体力をつける」イメージで取り組んでみましょう!
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