「無生物主語」って? 英語特有の「無生物主語」表現で、ネイティブ英語を習得できます!

「無生物主語」って、聞いたことはありますか?

 

高校の英語の授業で、習っているはずですが・・・?

 

「そんなの聞いたこともない!」

「聞いたような気もするけど、覚えてないな。」

 

そんな方も多いのではないでしょうか。

 

「無生物主語」を使わずとも、英文を作ることはもちろん可能です。

 

 

ですが、「無生物主語」を使うメリットが2つあるのです!

① 簡単な文で表現できる。

② ネイティブらしい英文を作ることができる。

 

 

「無生物主語」は、英語独特の表現!

それゆえ敬遠されがち・・・。

 

 

ですが逆に言えば、

「無生物主語」をマスターできれば、ネイティブに近づくことができるということですよね!

 

 

今日は、そんな「無生物主語」を徹底解説していきます!

 

 

■ 目次

チェンジャック
【記事の監修者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

「無生物主語」って何?

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さあ、そもそも「無生物主語」とは、いったい何でしょう?

 

「無生物主語」とは、その名の通り「生物(人間や動物)ではない主語」のこと。

 

 

言葉の意味は理解できると思いますが・・・感覚として理解できますか?

 

朝起きてから今までの会話、見たニュースやドラマの台詞、読んだ新聞記事。

何でも良いので、思い返してみてください。

 

 

主語は「生物(=人間や動物)」でしたか?

それとも「無生物(=人間や動物以外)」でしたか?

 

おそらく、「生物」ではないでしょうか?

 

普段意識していませんが、私たち日本人は「生物を主語にして」文を作りますよね!

 

ですが、英語では、「生物以外の主語」で文を作ることが、多々あるのです。

 

 

例えば、次のようなシチュエーション。

「雨が降っているので、公園に行くのを断念しなければならない。」

 

このような状況を伝えるとき、あなたはどのように言いますか?

「雨が降っているから、公園には行けないわ。」

 

こんな感じではないでしょうか?

 

 

この場合、主語は省略されていますが、明らかに主語は「わたし」ですよね。

「雨が降っているから、(わたしは)公園には行けないわ。」

 

 

日常会話等では、よく主語を省略しますよね。

ですが、私たちは無意識に、「生物」を主語にしているものです。

これが、私たち日本人の発想。

 

 

これに対し、「生物・無生物どちらも主語にする」。

これが、ネイティブの発想!

 

 

先ほどのシチュエーションで比較してみましょう。

 

日本人発想の「生物主語」⇒「雨が降っているから、(わたしは)公園には行けないわ。」

 

これをネイティブ発想の「無生物主語」にすると、こうなります。

「雨が、私が公園に行くのを妨げている。」

 

 

いかがですか?

 

私たちには、違和感半端ないですよね!

ですが、これがネイティブらしい英語表現なのです。

 

 

まずは、「無生物主語」の概念を理解しておいてくださいね。

 

 

「無生物主語」の表現を使うのはなぜ?

では、いったいなぜ「無生物主語」を使うのでしょう?

 

その答えは…

簡単な文で表現できるからです!

 

たとえば、先ほどの例。

「雨が降っているから、公園には行けないわ。」

 

あなただったら、この文を英語でどう表現しますか?

 

多くの日本人は、こんな感じの英文を作るのではないでしょうか。

“I cannot go to the park because it is raining.”

 

あなたの回答はいかがでしたか?

 

 

このように、私たち日本人は、無意識に「生物」を主語にしているのですね。

 

その結果、重文(S+V+接続詞+S+V)表現になっています。

 

 

さあ、では、「無生物主語」を使うと、どうなるでしょう!

 

「無生物主語」だと、こうなります!

“The rain prevents me from going to the park.”

(雨が、私が公園に行くのを妨げている⇒雨のせいで私は公園に行けない)

※prevent + O + from ~ing  (Oが~するのを妨げる)

 

同じ内容の英文。

ですが、「無生物主語」を使うと、とてもシンプルな単文(S+V)で表現できています。

 

明らかに、簡潔明瞭な英文ですよね!

 

 

このように、「無生物主語」だと、シンプルな英文を作れる。

これが、「無生物主語」を使う理由であり、メリットでもあるのですね!

 

 

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「無生物主語」の文はどうやって作るの?

「無生物主語」の文は、シンプルかつネイティブらしいと分かりましたよね。

 

さりとて、「無生物主語の文を作れ。」と言われても、意外と難しいもの。

 

無生物主語だと、不自然すぎる文になってしまうこともあります。

何でもかんでも、無生物を主語にすればよいというわけではないのですね。

 

 

私は、高校で英語を教えています。

 

生徒に英作文をさせてみると、「無生物主語」で文を作る生徒はほとんどいません。

英語の偏差値が高い生徒でも、なかなかできないのです。

「無生物主語」を使う発想が浮かばないのですね。

 

 

そこで、「無生物主語を使ってみて。」と指示をしてみます。

すると「無生物主語」で頻出の表現を覚えている生徒は、ほぼ完璧な英文を作ります。

一方で、表現を覚えていない生徒は、なかなか完成させられないのです。

 

 

そうつまり、「無生物主語」をマスターする一番効率的な方法!

それは、「無生物主語」の文で用いられる表現を覚えてしまうこと!

となのです。

 

 

それではさっそく、頻出の「無生物主語」表現をご紹介していきますね!

 

 

「無生物主語」の英文で使える表現

情報源: say / show / tell~(~を伝える)

たとえば、「地震があったというニュースを新聞で読んだ」。

 

これを日本人発想で英語にすると…

“I read news that an earthquake happened in the newspaper.”

こんな感じでしょうか。

 

 

これを「無生物主語」で表現すると

A newspaper said an earthquake happened.”

 

このように、情報源が「~を伝える」という場合。

⇒「無生物主語」+say / show / tell ~ と表現できるのです!

 

他にも

・The graph shows ~ (グラフに~とある)

・The result tells ~(結果によると~)

のような表現も頻出!

 

ぜひマスターしてくださいね!

 

疑問詞が主語の「無生物主語」の英文

「無生物主語」の英文は、疑問詞を主語にして作ることもできます。

 

よくある例文がこちら。

What made you change your mind?      *make + O + 原形(Oに∼させる)
(何があなたに決心を変えさせたの。)
なぜあなたは決心を変えたの。)

What brought you here?                *bring + O + to ~ (Oを∼にもたらす)
   (何があなたをここにもたらしたの。)
⇒(どうしてここに来たの。)

 

 

非常にネイティブらしい表現ですよね!

それゆえ、自分で作るのは、なかなかハードルが高いでしょう。

 

このような表現は、「無生物主語」の表現として覚えておきましょう!

そうすれば、「無生物主語」を使うという発想がすぐに浮かぶようになりますよ!

 

 

「無生物主語」の英文でよく使う表現一覧

cause(force)+ A + to + 動詞(Aに~させる)

Bad weather caused us to cancel the baseball game.
 (悪い天気が、私達に野球の試合を中止させた。)
⇒(天気が悪かったので、野球の試合を中止した。)

 

remind A of B(AにBを思い出させる)

This picture reminds me of my uncle.
(この写真は、私に叔父のことを思い出させる。)
⇒(この写真を見ると、叔父のことを思い出す。)

 

allow + A + to + 動詞(Aが~するのを許す)

His pride didn’t allow him to ask for help.
(彼のプライドは、彼が助けを求めることを許さなかった。)
⇒(彼はプライドが高かったので、助けを求めることができなかった。)

 

take / lead + A + to + 場所(Aを~に連れて行く/ 導く)

  Ten minutes’ walk will take you to the park.
  (10分の徒歩は、あなたを公園に連れて行くだろう。)
⇒(10分歩けば、公園に着くだろう。)

 

 

このように、「無生物主語」の英文には、決まった表現があることが多いのです。

 

まずはこの表現を覚えることが、「無生物主語」を使いこなす大きな一歩となりますよ!

 

 

まとめ

1.「無生物主語」=生物(人や動物)以外の主語

2.「無生物主語」を使う理由
⇒「シンプルな単文」で表現できるから!

3.「無生物主語」で使える表現
⇒覚えることからスタートを!

 

 

日本語にはない「無生物主語」という発想。

 

 

「無生物主語」の英文で頻出の表現を覚えることから始めてみましょう!

 

 

そうすれば、「無生物主語」を使いこなせるようになりますよ!

 

「無生物主語」をマスターして、ネイティブらしい英語に近づきましょう!

 

 

ネイティブ英語に近づきたい方は、この記事もご覧になってみてくださいね!

「It’s gonna be」をネイティブのように使いこなしたい!

2020年1月28日
 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

山崎
山崎
TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。

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