外国人の名前と愛称の関連って? その法則をお教えします!

初対面の外国人への挨拶を想像してみてください。

“My name is ○○.”

 

その後、どう続けますか?

 

短い挨拶で自分のことを話すとき、
名前以外に何を話せばいいのか、とっさに浮かびませんよね。

 

結果、”Nice to meet you.” で締めくくり、会話が終わってしまいませんか?

 

 

そんなとき、入れてほしい一言。

 

それは、

“Please call me 「愛称」

 

この一言を入れるだけで、あなたのカラーを出し、外国人との距離を縮めるきっかけができるのです!

 

 

日本人に馴染みのうすい「愛称」について知って、魅力的な挨拶をマスターしていきましょう!

 

■ 目次

チェンジャック
【記事の監修者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

そもそも「愛称」って何?

愛称ニックネームと呼ばれることも多いですが、

「ニックネーム」という言葉から、あなたは何を連想しますか?

 

 

日本人感覚では、「あだ名」としてのイメージが強いのではないでしょうか。

「木村拓哉」→キムタク
「加藤アナ」→カトパン
「中田敦彦」→あっちゃん

などですね。

 

ニックネームは、基本的に親しい間柄で使うことが主です。

ですから、初対面の相手と、いきなりニックネームで呼び合うことは、日本ではめずらしいでしょう。

 

しかしこれは、日本人感覚であって、外国人にとっての「愛称」とは大きく異なります。

 

 

“Please call me ○○.” という会話を耳にしたことはありませんか?

 

外国人はよく、初対面の挨拶で、自らの「愛称」を名乗ります。

 

英語圏の外国人は、

公式な場で「愛称」を名前と同じように使うことができるのです。

 

日本での親しみを込めて呼び合う「あだ名」とは、まったく違うのですね。

 

そしてこの英語圏の「愛称」は、本名を連想しやすいものから、本名からかけ離れて聞こえるものまで、様々です。

 

 

実際、この「愛称」のつけ方に、明確なルールはありません。

ですが、名前(first name)と愛称の関係には、いくつかの法則があることが多いのです。

 

 

これから、その法則をご紹介していきますね。

法則を学び、外国人の愛称に慣れていきましょう!

 

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愛称の法則1: 名前の最初の音節を残す短縮形

名前(first name)を短縮し、最初の音節を使った愛称です。

日本人にとっても、名前から連想しやすい愛称と言えますね。

 

代表的なものをいくつかご紹介します。

 

・Alexander(アレクサンダー) → Alex(アレックス)

・Benjamin(ベンジャミン) → Ben(ベン)

・David(デービッド) → Dave(デイブ)

・Michael(マイケル) → Mike(マイク)

・Samantha(サマンサ) → Sam(サム)

 

いかがでしょうか?

 

短縮はされていますが、名前の最初の音節を使っているので、理解しやすいですよね。

 

愛称の法則2: 名前の最後の音節を残す短縮形

次にご紹介するのは、上記①と同様に、名前(first name)を短縮したものですが、最後の音節を愛称に使うパターンです。

 

 

例えば、「Beth(ベス)」という愛称。

本名はどのような名前か、想像できますか?

 

Beth(ベス) が後半につく有名な名前といえば…

 

さあ、もうわかりますね。

正解は「Elizabeth(エリザベス)」です。

 

 

「Elizabeth(エリザベス)」 → 「Beth(ベス)」 というように、最後の音節を使った愛称なのですね。

 

 

同じパターンの有名な愛称を、いくつかご紹介しておきますね。

 

・Andrew(アンドリュー) → Drew(ドリュー)

・Christopher(クリストファー) → Topher(トファー)

・Victoria(ビクトリア) → Toria(トリア) → Tori(トリ)

 

いかがですか?

 

最後の音節を使って愛称を作っていることが理解できれば、簡単ですね。

 

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愛称の法則3: 名前(first name)の語尾に「ie」、「y」、「in」を付ける

次にご紹介するのは、名前(first name)の語尾、もしくは短縮した名前の語尾に「ie」、「y」「in」を付けるパターンです。

 

「ie、y、inのどれを使えば良いの?」

「名前の語尾につけるのか、それとも短縮した名前の語尾につけるの?」

と、混乱していませんか?

 

パターンが多く、一見複雑に思えるかもしれません。

 

 

ですが、「ie」、「y」、「in」どの文字を採用するのか。

名前を短縮するのか、しないのか。

 

これらは全て、名前の語尾や本人の好みで決まります。

 

ですので、深く考える必要はありませんよ。

 

 

実際の例を、いくつか見てみましょう。

 

・Edward(エドワード) → Ed(エド) → Eddie(エディー) ※短縮+「ie」

・Daniel(ダニエル) → Dan(ダン) → Danny(ダニー)  ※短縮+「y」

・Robert(ロバート) → Rob(ロブ) → Robin(ロビン)  ※短縮+「in」

 

今ご紹介した例では、短縮した名前の語尾に、「ie」、「y」、「in」をつけていますね。

 

芸能人のベッキーさんの芸名も、実はこのパターンの愛称なのですよ。

本名であるRebecca(レベッカ) からBecca(ベッカ) → Becky(ベッキー) となっているのです。

その愛称を芸名としても使っていらっしゃるのですね。

 

 

一見難しそうに聞こえても、法則を読み解けば、とても単純です。

 

ただし、「ie」、「y」、「in」をつけた愛称は、親しみやかわいさを込めたニュアンスが強いようです。

子どもに対して使うこともあるようです。

 

そのため、相手との関係性によって、この愛称を使うかどうかを考えた方が良いかもしれませんね。

 

愛称の法則4: 2~3段階変化による愛称

さあ。最後にご紹介するのは、日本人にとって、もっとも難しく聞こえる愛称です。

なぜなら、愛称が名前とかけ離れているからです。

 

 

さっそく、いくつかの例を見てみましょう。

 

・Richard(リチャード) → Rick(リック) → Dick(ディック)

・William(ウィリアム) → Will(ウィル) → Bill(ビル) → Billy(ビリー)(←パターン③)

・Margaret(マーガレット) → Meg(メグ) → Peg(ペグ) → Peggy(ペギー) (←パターン③)

 

いかがでしょうか?

 

「Billy」という愛称から「William」という名前を連想できないですよね。

 

 

ですが、このような2~3段階に変化する「愛称」については、代表的な変換が多く存在します。

ですので、よくある名前と、その愛称を知っておくことが、ベストな解決法と言えます。

 

 

以上のように、名前と「愛称」には、いくつかの法則が存在します。

それゆえ、一つの名前からも何通りもの「愛称」ができる場合も、たくさんあります。

 

例えば、先ほど「Beth」の愛称でご紹介した「Elizabeth」。

「Elizabeth」の愛称は、「Beth」の他にも、多く存在します。

 

「Elizabeth」→ Eliza / Elisa(イライザ)・Liz(リズ)・Liza(ライザ)・Lisa(リサ)  ※法則1

 

「Elizabeth」→ Beth(ベス) → Betty(ベティー)  ※法則3

 

このように、一つの名前から、たくさんの愛称ができうるのですね。

 

 

さらには、このような法則とは全く別の次元で、愛称をつける方もいます。

例えば、「ゲームが好きだから」という理由で「Mario」という愛称を名乗る方もいるのです。

 

 

ひとえに「愛称」といえども、実に多岐に及んでいますよね。

 

ですが、愛称の法則を知っておけば、「愛称」に対するハードルは、グッと下がるはずです!

そして、この「愛称」を使うことで、相手との距離も、グッと縮めることも出来るのです!

 

まとめ

 

「愛称」の法則

1. 名前の最初の音節を残した短縮形   ※例 Alex → Alex

 2. 名前の最後の音節を残した短縮形   ※例 Andrew → Drew

3. 名前(もしくは短縮した名前)の語尾 +「ie」,「y」,「in」 ※例 Edward (→ Ed) → Eddie

※どの文字を採用するかは、名前の最後の文字や本人の好み

4. 2~3段階の変化※例 William → Will (※法則1) → Bill → Billy (※法則3)

※代表的なパターンを覚えるべし!

 

 

以上のように多岐に渡る「愛称」のうち、実際にどの愛称を使うのか。

それはすべて、愛称を名乗る本人の意志次第なのです。

 

ですので、どの「愛称」で呼べばよいか分からないときは、ストレートに聞いてみましょう!

 

“How can I call you?”

この一言で十分です。

 

そうすれば “Please call me ○○” や “Everyone calls me ○○.” というように、「愛称」を教えてくれるはずですよ!

 

教室で習う事はないので、自分から積極的に聞いていきましょう。

 

 

今回紹介した愛称のように、

英語には日本の教育で教えてくれないものも多いです。

 

こちらで紹介している「モテる」の英語も、教室では習わないですが、非常に面白いですよ。

heart

「モテる」は英語で何て言う?恋愛トークで使えるスラングと定番表現

2020年1月4日

 

初対面の外国人とのコミュニケーションのカギともなりうる「愛称」。

法則が分かれば、もう怖くはありませんね。

 

自分の名前の「愛称」を考えておくのも、おもしろいですね。

 

さあ、さっそく「愛称」を使って、外国人との仲をどんどん深めていきましょう!

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

山崎
山崎
TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。

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