eachは単数形扱い? each,every,allの使い方完全ガイド!

英単語には、ニュアンスや使い分けが難しいものってありますよね。

 

その一つとして挙げられるのが、「each」。

「each」の使い方、正しく理解できていますか?

 

さっそく、あなたの理解度をチェックしてみましょう。

下記のうち、正しいものは?(複数回答可)

  1. each は単数扱いされる
  2. each の後ろに前置詞を伴うことはない
  3. each の直後に来る名詞は複数形である

 

正解は、1のみ。

さあ、正解できましたか?

 

このように、「each」の使い方は少し複雑。

さらに、似た意味の単語と混同しがちなんです。

 

 

そこで今日は

  • 「each」の使い方とニュアンス
  • 「each」と混同しやすい単語とその使い方

 

これをお届けしたいと思います。

 

大学受験やTOEICにも、出題される「each」。

この記事を読んで、完璧にマスターしちゃいましょう。

 

 

■ 目次

チェンジャック
【記事の監修者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

「each」の意味と使い方

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ではさっそく、「each」を詳しく見ていきましょう。

意外と知らないポイントがあるかもですよ。

 

 

「each」の意味とニュアンス

まずは、「each」の意味から。

each=それぞれの、各々の

この意味は、一般的に知られていますよね。

問題なのは、そのニュアンス。

 

「each」のニュアンスは、

複数の物を個別に分けて捉えている感じ。

 

つまり、「個別」を重視しているんですね。

 

 

この例文を見てみてください。

Tom gave a book to each student.(トムはそれぞれの生徒に本を渡した。)

 

この英文から、どんな印象を受けますか?

 

代表生徒を介して、全生徒に渡した感じ?

それとも、一人一人に手渡した感じでしょうか?

 

 

先ほどお話したように、「個別」のニュアンスの強い「each」。

 

したがって、この文のニュアンスは、

「トムは一人一人に本を渡した」

ってなるわけです。

 

「each」のニュアンスを理解していれば、簡単ですね。

 

 

「each」の使い方

さあ続いては、「each」の使い方です。

 

間違いやすく、試験に狙われやすいポイントです。

しっかり理解しておきましょう。

 

 

「each」の使い方のポイントは、3つ

  1. each + 単数名詞〜(〜のそれぞれ)
  2. each of + 複数名詞〜(〜のそれぞれ)
  3. 上記1、2が主語の場合、単数扱いされる

 

まずは、「each」の形から。

「each」は、2つの形をとることが可能です。

each + 単数名詞〜(〜のそれぞれ)

「each」を単体で使う場合。

直後には、単数名詞を伴います。

 

ポイントは、「単数」であるということ。

 

もう一つの形は、前置詞「of 」を伴う形。

each of複数名詞〜(〜のそれぞれ)

意味は、同じです。

では、この形をとるのは、どんな時なのか。

 

それは、

名詞に、代名詞(them, my, hisなど)をつけたいときです。

 

 

例えば、こんな感じです。

Each of my students has their own book. (私の生徒はそれぞれ、自身の本を持っている)

 

ただ「生徒」ではなく、「私の生徒」としたいわけです。

このような場合、「each of」にすればOKです。

 

「each」単体か、「each of」か。

これは伴う名詞次第、ということですね。

 

 

さあ、3つ目、最後のポイントです。

 

それは、「each」は単数扱いということ。

 

なぜなら、先ほどからお伝えしているように、

「each」は「個」を重視するからです。

 

したがって、このように使います。

  • Each student has their own book.
  • Each of my students has their own book.

 

このように、主語に「each」が含まれる場合。

常に、単数扱いされます。

 

「単数扱いされる」ということは

  • be動詞は「is」か「was」を使う
  • 一般動詞には、三単現の「s」をつける

となるわけです。

「each」のニュアンスを知っていれば、納得ですよね。

 

 

これで「each」のすべてが、わかりましたね。

ポイントを頭に入れて、正しく使いこなしましょう。

 

 

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「each」と混同しやすい英単語

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さあ続いても、間違いやすいポイント。

「each」と混同されやすい英単語のご紹介です。

 

ニュアンスや使い方の違いも、解説していきますね。

 

 

「all」のニュアンスと使い方

まず、やや混同しやすいのが、「all」です。

 

ご存知の通り、「すべての」と訳される「all」。

一見意味は違いますが、内容は同じなんです。

 

例えば、先ほどのこの例文。

Tom gave a book to each student.

 

一人一人とはいえ、本を渡すのは全生徒ですね。

 

したがって、この言い換えも成り立つわけです。

Tom gave books to all students.

 

この例文からも分かる「all」のポイントは、2つ。

  1. 「all 」は「全体」を指すニュアンスを持つ
  2. 「all 」は、基本的に複数名詞を伴って使う

 

「each」とは異なる使い方やニュアンスですね。

とはいえ、指し示す名詞自体は同じです。

 

使い分けをしっかり理解しておきましょう。

 

 

「every」のニュアンスと使い方

最後は、「every」です。

これが、とっても紛らわしい…。

 

ですから、試験でも頻出のポイントなんです。

「each」との使い分けをしっかり理解しましょう。

 

 

まずは、「every」の意味から。

every =どの〜も、すべての〜

「each」と同じ意味というわけではありません。

が、ややこしいのはここから。

 

実は、「every」と「each 」は、

使い方のポイントが、ほぼ同じなんです。

 

そのポイントとは

  • 直後に単数名詞を伴う
  • 単数扱いされる

 

例文を見てみましょう。

Tom gave a book to every student.(トムはすべての生徒に本を渡した。)

このように、「each 」と全く同じ形をとります。

 

ここで気になるのは、先ほど例に挙げたた

Tom gave a book to each student.

 

この文と何か違いがあるのか、ですよね。

 

違いはあります。

ニュアンスが微妙に異なるんです。

 

「個」それぞれを重視する「each」。

 

これに対して、「every 」。

個々を意識しながらも、それ全体をひとまとまりとして捉えている。

 

そんなニュアンスを持っているんです。

 

したがって、

Tom gave a book to every  student.

 

この文のニュアンスは、

すべての生徒に本を渡したが、一人一人手渡しではない。

 

代表者に渡したようなイメージですね。

 

 

このように、使い方が非常に似ている2語。

ですが、ニュアンスは異なるんですね。

 

 

ちなみに、「every」独特のポイントがあります。

 

それは

  • 直後に複数名詞を置くことができる➡︎「〜ごとに」という意味に変わる
  • 「of」を伴うことはできない

 

これは「every 独特なので、判別に有効ですよ。

 

 

「each 」と混同しやすい2語。

使い分やニュアンスの違いを理解して使いこなしましょう。

 

 

まとめ

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この記事のポイントです。

 

1️⃣「each」=それぞれの、各々の

※個々を重視する

 

ポイント

  1. each + 単数名詞〜(〜のそれぞれ)
  2. each of + 複数名詞〜(〜のそれぞれ)
  3. 上記1、2が主語の場合、単数扱いされる

 

 

2️⃣「all」=すべての〜

 

ポイント

  1. 「all 」は「全体」を指すニュアンスを持つ
  2. 「all 」は、基本的に複数名詞を伴って使う

 

 

3️⃣「every 」=どの〜も、すべての〜

※個々を意識しながら、ひとまとまりとして捉える

 

ポイント

  • every +単数名詞〜
  • 単数扱いされる

 

ただし、「every」独自のポイントあり。

  • every +複数名詞〜「〜ごとに」
  • of を伴うことはできない

 

受験や検定試験に頻出の「each 」の使い分け。

よく理解して、完璧にマスターしましょう。

 

他にも、試験対策として押さえておきたいもの。

それは、「make sense」。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

山崎
山崎
TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。

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