初めて会ったときに交わす英語の挨拶といえば?
真っ先に思い浮かぶのは
“Nice to meet you.” ではないでしょうか。
この表現自体は、正解です。
が、
使い方を間違っている日本人が意外と多いんです。
もしくは、似た表現と混同してしまっていることも…。
そこで今日は
- “Nice to meet you.” の意味と正しい使い方
- “Nice to meet you.” と混同しやすい表現
これを詳しく解説していきたいと思います。
ネイティブらしく振る舞っているつもりのあなた。
実は、本当に「つもり」になっているだけかもしれませんよ。
気になってきたあなた、要チェックです。
■ 目次
“Nice to meet you” の意味
まずは、“Nice to meet you.” の意味から。
実は、この“Nice to meet you.” 。
“It’s Nice to meet you.” の省略なんです。
直訳すると「あなたに会えるのは素晴らしい」ですね。
結果、
- 「初めまして」
- 「よろしくお願いします」
というニュアンスで使われています。
したがって、“Nice to meet you.” の意味は、
「初めまして」「よろしくお願いします」。
こう認識しておけばOKです。
“Nice to meet you” の正しい使い方と応対法
では、 “Nice to meet you” を深く掘り下げていきましょう。
どのくらい理解できているのか、要チェックです。
“Nice to meet you.” の使い方
次の会話、違和感を持つことができますか?
A : HI, nice to meet you!
B : Nice to meet you, too. I’m Tom Philip.
A : My name is Taro Kubota.
さあ、不自然な会話になっているのが分かりますか?
この会話の決定的な欠点は、会話の順番です。
ここでは、“Nice to meet you.” ➡︎自己紹介という流れですね。
日本人がやってしまいがちな間違いが、これ。
実は、正しい流れは、逆なんです。
つまり、自己紹介➡︎“Nice to meet you.” 。
これが自然な流れなんです。
先程の会話自然な流れにすると、こんな感じ。
A : HI, My name is Taro Kubota. Nice to meet you!
B : I’m Tom. Nice to meet you, too.
さあ、正しく使えていましたか?
繰り返しますが、ポイントは
自己紹介➡︎ “Nice to meet you” という流れ。
“Nice to meet you” を使う際は、この流れを頭に入れておきましょう。
ちなみに、自己紹介で名乗る場合。
日本人は、 “My name is〜.” が好きですよね。
ですがネイティブは、その表現は基本使いません。
“My name is〜.” は、堅苦しく聞こえるんです。
ネイティブが名乗る場合、 “I’m 〜.” と表現するのが一般的。
この場合、基本的にはファーストネームのみです。
したがって
- フォーマルな場で自己紹介する
- フルネームを名乗りたい
こんなときは、 “My name is〜.” を使うと良いでしょう。
名前紹介といえば、“My name is〜.”。
こんな型にハマった考えは、捨てておきましょう。
“Nice to meet you” への応対表現
さあ、 “Nice to meet you” と言われたあなた。
どんな英語で反応しますか?
思い浮かぶのは、
“It’s nice to meet you, too.” でしょう。
一般的かつフォーマルな場面でも使うことができます。
ですが実は、応対表現は他にもあるんですよ。
カジュアルな挨拶では、こんな表現がオススメ。
- “Same here.” (私もです)
- ”Likewise.” (同じく)
- “You, too.” (私もです)
短くて使いやすいですよね。
ちなみに、
「私もです」は “Me, too.” だと思いませんでした?
これもまた、日本人に多い間違いなんです。
そもそも、“You, too.” とは、何の略でしょう?
そう、
“It’s nice to meet you, too.” の省略ですよね。
したがって
“Me, too.” ではなく “You, too.” なんですね。
あまり知られていないこんなカジュアルな表現
使いこなせるとかっこいいですね。
“Nice to meet you” と混同しやすい英語表現
では最後に、混同しやすい表現をご紹介します。
あなたも間違ったまま使っているかも⁉︎
“Nice to see you.”
“meet” でなく “see” を使ったこの表現。
同じ意味だと思っていませんか?
実は、ニュアンスが全然違うんです。
これは、
“meet” と “see” の単語自体の基本の意味が違うせいなんです。
それぞれの基本的な意味は
- meet…会う、出会う
- see…見る、見える
ですよね。
この違いから、使い方の違いも見えてきます。
つまり
- “Nice to meet you” …出会えて嬉しい➡︎初対面での挨拶
- “Nice to see you” …また見れて嬉しい➡︎2回目以降の挨拶
こんな使い方の違いがあるんです。
ですから、初対面ではないのに、“Nice to meet you.”なんて言ってしまうと…?
会ったことを忘れてるの?
と、不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。
たった1単語の違い。
されど、そのニュアンスは大きく異なります。
意味をよく理解して、正しく使いましょう。
“Nice meeting you.”
さあ続いては、 “meeting” に変わった表現。
これもまた意味合いが大きく変わってきます。
これは、
to不定詞と動名詞のニュアンスの違いによるものなんです。
実は、こんなニュアンスの違いがあるんです。
- to不定詞➡︎現在・未来志向
- 動名詞➡︎過去志向
つまり
- “Nice to meet you”➡︎(今)会えているのがうれしい
- “Nice meeting you”➡︎会えたことが嬉しい
このようなニュアンスの違いなるんです。
したがって、使い分けは、こうなります。
- “Nice to meet you”➡︎初対面時の挨拶
- “Nice meeting you”➡︎初対面での別れ際の挨拶
このように、使うタイミングが異なるんですね。
意外と知られていないこの使い分け。
ニュアンスの理解が欠かせません。
同じ意味だと思って、適当に使わないようにしましょう。
まとめ
この記事のまとめです。
“Nice to meet you” の意味
➡︎「初めまして」・「よろしくお願いします」
使い方のポイント
➡︎自己紹介の後に使う
“Nice to meet you” への応対表現
- “Same here.”
- “Likewise”
- “You, too.”
混同しやすい表現
- “Nice to see you” ➡︎2回目以降の挨拶
- “Nice meeting you”➡︎初対面後の別れ際の挨拶
意外と奥の深い”Nice to meet you” という表現。
まずは、ニュアンスや使い方を理解しましょう。
さあさっそく、ネイティブライクに使いこなしちゃいましょう。
ちなみに、初対面の挨拶につきものなのが、ハグ。
外国人同士のハグってよく見かけますよね。
とはいえ、実は、
誰にでもハグすれば良いってわけではないんです。
場合によっては、失礼になってしまうことも…。
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この記事を書いた人
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TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。
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