「英語は、語順が大事。」
この言葉を聞いたことはあるけれど、今いちピンとこない…という方も多いはず。
社会人になって、英語を独学した私もその1人。
「単語さえあっていれば、語順はバラバラでも通じる。」と思っていました。
実際、簡単な英語の意思疎通はできていましたしね。
しかし、あるとき言われた衝撃の一言…。
「あなたの英語は語順がバラバラだから、子どもが話しているみたいに聞こえるよ。」
語順の重要性を知った瞬間でした。。。
というのも、英語を使う仕事を希望していた私。
そんな子ども英語では、仕事なんてできないと思ったんです。
その後、語順を学んだ私が気づいたこと。
それは
・英語での語順の大切さ
・基本の5文型の重要性
昔の私のように
「英語は、語順が大事。」
と聞いてもピンとこないあなたのために!
この記事では、
・語順が大事な理由
・基本の5文型
について、解説していきますね。
語順を甘く見ているあなた、要チェックです!
■ 目次
英語は語順が大事な理由
私が、英語の語順の大切さを理解できていなかった理由。
それは、
日本語と英語の仕組みの違いに気づいてなかったから。
例えば、
1、好き 猫が トモコは
2、トモコは 好き 猫が
3、猫が トモコは 好き
日本語だと、どれでも意味は通じますよね。
なぜなら、
日本語には助詞(て・に・を・は)があるからなんです。
助詞のおかげで、
主語、動詞、目的語を見分けられるんですね。
一方、今の3つを英語にすると、どうでしょう。
1、likes a cat Tomoko
2、Tomoko likes a cat
3、a cat likes Tomoko
「トモコは猫が好き。」という意味になるのは、
2、Tomoko likes a cat.
しかありませんね。
それは、この文が
英語の基本文型に則った語順になっているからなんです!
「トモコは猫が好き。」を英語で表現する場合、
①『トモコは』=主語
➡主語は最初に置く
②『猫が』=目的語
➡動詞の後ろ
③『好き』=動詞
➡主語の後ろ
この語順のルールに従ってできた英文が
Tomoko likes a cat.
英語には、
日本語の助詞に当たるものがありません。
したがって、
「どの場所に、どの単語を置くか」
というルールが大事なんですね。
これが、英語は語順が大事と言われる所以です。
当時の私が話してた英語。
「猫 トモコ 好き」くらいに、たどたどしかったんでしょう^^;
とはいえ、
語順なんてどうやって覚えればいいの!?
と思いませんか?
実は、英語には、
「基本の文型」と呼ばれるものがあるんです!
ではさっそく、
その「基本の文型」を見ていきましょう!
基本の文型について
語順の勉強には欠かせない『基本の5文型』!
その5つの型は、こちら。
- 第1文型➡S+V
- 第2文型➡S+V+C
- 第3文型➡S+V+O
- 第4文型➡S+V+O+O
- 第5文型➡S+V+O+C
ちなみに、
・S➡主語(名詞)
※Tarou、water、tennisなど人や物、事柄の名前
・V➡動詞(主語の動作や状態)
※have、make、likeなど動作や状態を表す
・O➡目的語(名詞)
※動作の内容、相手を表す
・C➡補語(名詞・形容詞)
※主語や目的語の内容(名詞)状態(形容詞)を表す
この基本事項は頭に入れておきましょう。
では、第1文型からみていきましょう!
第1文型
第1文型=S+V(SはVする)
例文はこちら。
・I study.(私は、勉強します)
S+Vのみで、わかりやすいですよね。
実は、次の例文も、第1文型なんですよ!
・She studies at the university.
(彼女は、大学で勉強します)
・He walks slowly.
(彼は、ゆっくり歩きます)
S+Vのあとに、
『at the university』や『slowly』がついてますね。
これは、修飾語。
修飾語とは
・前置詞+名詞
例:at the university、in the parkなど
・副詞
例:slowly、yesterdayなど
ぱっと見、長い文に見えても、
実は第1文型の可能性もあるんですね。
修飾語かどうかの判別がポイントですね!
第2文型
第2文型=S+V+C(SはCである)
例文
・I am a student.
(私は、学生です)
・He looks happy.
(彼は、幸せそうです)
・She became a doctor.
(彼女は、医者になりました)
第2文型の大きな特徴!
それは、
S=Cの関係が成り立っていること。
見分けるときに、意識してみてくださいね。
第3文型
第3文型=S+V+O(SはOをV)
例文はこちら。
・I speak English.
(私は、英語を話します)
・We play soccer.
(私たちは、サッカーをします)
・He bought a car.
(彼は、車を買いました)
一見、第2文型と同じ形に見えますよね。
ですが、
第2文型の特徴『S=C』になっていますか?
例えば最初の例文。
『I』=『English 』ではありませんよね。
つまり、
第3文型:S≠O
これで、第2文型との見分けも大丈夫ですね!
第4文型
第4文型=S+V+O+O(SはOにOをV)
例文はこちら。
・I show you a picture.
(私は、あなたに写真を見せます)
・You gave him a pen.
(あなたは、彼にペンをあげました)
・She asked you a favor.
(彼女は、あなたにお願いをした)
このように、第4文型では、目的語2つを並べます。
特に、第4文型で使われやすい動詞はこちら。
➡︎show、give、ask、get、send、cook、tell、teach、buyなど。
知っておくと、簡単に使えますね。
第5文型
第5文型=S+V+O+C
第5文型の日本語訳は、2通り。
・SはOをCにする
・SはOがCだとVする
例文はこちら。
・She makes me happy.
(彼女は、私を幸せにします)
・I named the cat Mimi.
(私は、その猫かなミミと名付けました)
・She found this book difficult.
(彼女は、この本が難しいとわかりました)
第5文型の大きな特徴は、
O=Cの関係が成り立つこと!
例えば、1つ目の例文。
『me』=『happy』と言えますよね。
『O=C』が成り立つわけです。
さらに、
第5文型で使われやすい動詞も決まっています。
➡︎make、name、find、get、keep、thinkなど
一般的に難しいとされる第5文型。
使われやすい動詞を覚えておくと良いですね!
さあ、いかがですか?
日本語にはない、文型という概念。
慣れるまでは、難しく感じるかもしれません。
ですが逆に考えると、
文型どおりに英文を作れば、正しい英語が作れる
ということですよね。
まずは、文型を完璧に覚えてしまいましょう。
あとは、単語をパズルのようにはめ込む!
これだけで、正しい英文ができるようになりますよ。
まとめ
英語では、「語順」がとても大切。
その語順の元になる5文型。
・第1文型:S+V
・第2文型:S+V+C
・第3文型:S+V+O
・第4文型:S+V+O+O
・第5文型:S+V+O+C
この基本5文型を覚え、語順の基本を身につけましょう!
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この記事を書いた人
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TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。
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