英語がぺらぺらな人が共通してやっていること、って何だと思いますか?
それは音読です。
ペラペラな人たちの間では、
音読は「神」と言われているほどです。
私はイギリスへ1年間留学していましたが、
ぶっちゃけ、留学より、音読していた方が、流暢な英語が話せるようになるのでは?
と、わりとガチで思っています。
というのも、私自身が「留学」よりも
「音読」での方が伸びたからです。
というわけで今回は
なぜ音読がそれほど神なのか?
どうすれば効果をだせるのか?
をご紹介します!
この記事は、
✕「テストで点数を上げたい人」向けではなく
◯「英語がペラペラになりたい人」向け
です。
最強といわれている音読ですが、
やり方を間違えると効果ないので
失敗しないための
- 教材のえらびかた
- 事前にかならず必要な知識
- 音読しているときに意識すべきこと
もあわせてご紹介します。
最後に、
今のあなたに音読する準備が
整っているかどうか
をお伝えします。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
■ 目次
なぜ音読が効果的なのか?
「英語の音読やろうかな?」と
考えてるあなたのために、
音読が効果的な理由
をまずはご紹介します。
結論からいうと、音読が効果的なのはネイティブのような英語に近づけるからです。
それによって外国人と話すときに、コミュニケーションがかなり楽になります。
どういうことか、説明しますね。
まず、外国人と話そうと思ったときに、
大抵みんなが経験すること。
それは、びっくりするほど自分の英語が伝わらない、ということなんです。
私もイギリスに来て、初めて外国人に話しかけたときに伝わらなかったですからね(笑)
「Where are you from?」
しかも、これほど簡単で、
文法が間違ってないはずの文です(笑)
でも、実は私の英語に問題がありました。
わたしの経験上、
英語が伝わらない最大の理由はこの3つ
- 発音
- リズム
- イントネーション
カタカナ英語で話すと、相手からすれば「おかしな文字が混ざってる」のと同じなんです
例えば「love」の発音は「LAV」ですよね。
ところが、カタカナで発音すると
「ラブ(LABU)」になってしまいます。」
本来の発音 | LAV |
カタカナ英語 | LABU |
※発音記号が分からない方もいると思うので、わかりやすくローマ字で説明しています
「V」を「B」と発音したり、ないはずの「U」の発音したら、当然、相手はあなたがまさか「love」と言っているなんて思いもしないわけです。
また、英語では重要な単語は
「強く」「ゆっくり」発音されます。
それによって、日本語にはない
独特のリズムが英語にはあるんです。
日本語のようにリズムが一定だと、
意味がつかみにくいんですよね。
ただし、逆にいえば「発音・リズム・イントネーション」を改善するだけで、あなたの英語は圧倒的に伝わりやすくなります。
もちろん始めから完璧にしなくても大丈夫。
発音が正確でなくとも、正しいリズムで話せば、相手の理解度は高まります。
一番問題なのは「発音・リズム・イントネーション」のひとつも出来ていないということです。
そこで、発音とリズムの矯正に役立つのが
今回のテーマである音読なのです。
ネイティブの声を聞きながら、音読をすると
こんなことに気づくことができます。
- 大袈裟なくらい口を動かさないと、
ネイティブのようには発音できない - 英語のリズムの特徴
- 抑揚のつけ方
効果的な音読のやり方
毎日やることが結果につながる
音読は毎日コツコツやることこそが
英会話上達への近道です。
極端な話ですが
「週に1回を、7ヶ月間で、30回」
「毎日1回を、1ヶ月間で、30回」
どちらが英語力は伸びるでしょうか?
同じ30回でも、後者の「毎日1回を、1ヶ月で30回」の方が、何倍も効果が高いはずです。
というのも語学習得は、短い期間でにいかに
- 文
- フレーズ
- 単語
に出会えるかが鍵を握っているからです。
短期間のうちに出会えば出会うほど、
脳はそれを「重要なこと」だと認識します。
そして、それを「すぐに情報を取り出しやすい状態」にしますし、忘れにくくさせます。
ですから、たまにやるよりも、毎日コツコツやる方が、圧倒的に楽で効果的なのです。
1日の音読回数や時間について
音読回数は、1日10回を目安にすると
良いと言われています。
が!ストイックな人は別として、
たいていの人は途中で挫折します。
しかし、やはり毎日音読することが重要です。
なので、慣れてない最初のうちから1日10回と決めてしまわず、1日にやる時間を決めて毎日必ずやることをおすすめしています。
時間は、1日最低30分 です。
ちなみに、私はこれで
2ヶ月間つづけることができました!
あなたに合ったルール作り探りながら
やってみてくださいね。
具体的な音読方法
音読ときくと「声に出して英文を読むだけ」
というイメージがあるかもしれません。
しかし、それだけだと「英会話上達」には
ほとんど効果はありません。
音読というのは「自分の英語」と「ネイティブの英語」の差を埋める作業です。
よって音読における一番重要なポイントは
ネイティブの声を聴きながら
音読することです。
そして
- 発音
- リズム
- アクセント
を意識してみましょう。
できるだけ英語音声を
真似ることが大切です。
それでは、ネイティブの英語音声を使った
音読手法2つをご紹介します。
手法①シャドーイング
まずひとつめは英会話上達への王道
「シャドーイング」です。
シャドーイングは、その名のとおり「シャドウ(影)」になってネイティブの声を追いかけ音読する手法です。
なにも読まずに
聞き取った英語音声を
少し遅らせながら発します
それを、1つのスクリプトにつき
10回はくり返し行いましょう。
※シャドーイングをもっと詳しく知りたい方は後でよんでみてください
手法②オーバーラッピング
2つめの英会話上達への王道は
「オーバーラッピング」です。
英文を読まず、聞こえてきた英語音声にすこし遅らせて発するのが「シャドーイング」でしたよね。
一方で「オーバーラッピング」は
英文を見ながら
音声に合わせて
同時に音読します
それを、ひとつのスクリプトにつき、
10回はくり返し行いましょう。
教材の選び方のポイント
まちがった教材をえらぶと、
効果が薄れる可能性があります
教材を選ぶときの
「絶対に守るべきポイント」
はたったの3つです。
この2つをおさえて選んでみてくださいね。
ポイント1|レベル
1つめのポイントは、今より少しレベルの高い教材を選ぶことです。
目安として、7割以上理解できる英語長文であればOKです。
あまりにも自分のレベルよりも
むずかしすぎると効果が期待できません。
自分がどれくらい理解できるのか、
確認してから使ってみてくださいね。
※なぜ自分のレベルに合わせなければいけないのか、詳しくは最後に説明します。
ポイント2|音声つき
2つめのポイントは、
英語音声つきの教材を選ぶこと
です
音読の目的は「ネイティブの英語」と
「自分の英語」の差をうめることだと
説明しました。
「ネイティブの英語」を聞かずして、
差を埋めることはできないですよね。
ですから必ず英語音声つきのものを選んでくださいね。
ポイント3|日本語がまざっていない
教材の中には、
「英語→日本語→英語→日本語」
このように英語と日本語の音声が交互に流れるものがありますが、日本語音声がはいったものは絶対につかわないでください。
実は、音読には「英語脳」になれる
というもう1つのメリットがあるんです。
英語脳は、英語を聞いたときに、日本語に訳さず、英語を英語のままに理解できる脳のこと。
日本語がはいってくると、せっかく英語脳になろうとしているのに、邪魔をされます。
ですから必ず「日本語がはいっていない教材」を選んでくださいね。
効果がでるまでの期間
あなたが気にしている最大のポイントは
「どれくらい続けたら効果が出るのか」
ですよね。
これは正直にいってしまうと
あなたのレベルによります。
でも、ひとつ言い切れることは、
正しい方法で1ヶ月間まいにち続ければ
どのレベルにいる人でも必ず効果はでる
ということです。
1ヶ月やってみて効果がなければ、やり方を見直しする必要があるかもしれません。
以下の2つのポイントを確認してくださいね
- 教材のレベルが自分に合っているか
- 発音、リズムは意識できているか
音読は「最後のブラッシュアップ」ということを忘れてはいけない
最後に、音読に挑戦するうえで、
とても大切なことをお話します。
それは、基礎がない状態でやると
必ず失敗するということです。
あなたが理解できないことを
聞いて、音読するとどうなるか。
「やった気」になって、じつは上達していないという「もったいない状況」になります。
理由はシンプルです。
それは音読というのは「最後に味を整える」ためのものだからです。
中学英語という「土台」なしに
音読という「調整」をするというのは
お米がないのに、味付けして、チャーハンを
作ろうとしているのと同じです。
英語文法・基礎単語を知らずして、
音読しても意味がありません。
意味が分からないことを、くりかえし読んでも、何も頭に入ってきません。
残念ながら英語が話せるようにもなりません。
「じゃあ、どのレベルの英語力があれば
音読を始めていいの?」
と疑問に思うと思います。
その基礎がどのレベルかというと
中学英語9割理解できる
くらいのレベルです。
まだ、このレベルに達していないかもしれないと思ったら、まずは中学英語という「基礎」からはじめてみてくださいね。
まとめ
この記事のポイント
- 1日30分を1ヶ月間つづけると
効果を感じられる - 発音・リズムを完コピすることで、ネイティブの英語と自分の英語の差を埋められる
- シャドーイングとオーバーラッピング
という手法を使う - 教材を選ぶポイント3つ
- すこし難しいと感じるレベル
- ネイティブ音声付き
- 日本語なし
- 音読は「中学英語レベル」になってから
ちなみに、今回紹介したシャドーイングとオーバーラッピングは、実はスピーキングだけでなく、リスニングにも効果があります。
1ヶ月後、どれくらいスピーキングとリスニング力が上がっているか、楽しみですね!
自分の合ったルールで、今日からコツコツとがんばってみてくださいね!
また、私たちは英語の勉強をがんばるあなたを応援しています。
以下の記事で現役東大生が考える
「どうすれば英語のモチベーションを
維持できるのか?」
についてご紹介しています。
まずは、方法論よりも大切な「考え方」について、ぜひご一読くださいね。
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この記事を書いた人
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