海外で生活していると「日本」に対しての意外なイメージに驚くことがあります。
まず必ず出てくる表現。
「Japan is BEAUTIFUL!」
日本で生活している頃には気付かなかった「日本の美しさ」を、海外にいて気付きました。
訪日外国人の数も2019年は年間で3000万人を突破しています。
つまり東京・大阪といった大都市だけではなく日本全国で外国人と触れる機会が増えてきているということ。
オリンピックや万博など国際的イベントの開催も予定されている今、英語で日本を説明することが必要になるかもしれません!
そこで今回は、日本の夏の風物詩のひとつ「線香花火」って英語で何て言うの?をテーマに、日本文化をネタにしたコミュニケーションを楽しむコツをご紹介します。
■ 目次
日本の夏!線香花火って英語でどう説明する?
最近では、ロボットレストランが日本の観光スポットのひとつとして注目されています。
国としても「クールジャパン」というブランディングを経済戦略のひとつとして推進しているのをご存知ですか?
簡単にいうと、「外国人がクール(かっこいい・ステキ)ととらえる日本の魅力を発信しよう」というもの。
その一環で、京都や奈良といった歴史的施設や文化遺産、富士山をはじめとする日本の美しい自然が、「クール」な日本として世界中の人から注目されています。
さて、ここで「線香花火」って英語で何ていうのでしょうか?
「えっと…線香って英語で何だったかな?」と直訳一直線なあなた、危険です!
日本語から英語への直訳に入る前に、まずやらなければならないことがあります。
それは、「何を伝えようとしている言葉か」を確認すること。
話を戻して、「線香花火」は決して「線香の花火」ではないですよね?
つまりそのままの直訳では通じない、ということです。
ここで活躍するのが描写翻訳。
簡単にいうと、「どんな?」に答える翻訳です。
線香花火ってどんな花火?
パチパチと光をはなつ花火ですよね。
ということで、英語で「a sparkler」といいます。
あのキラキラした輝きを意味する動詞・名詞の「sparkle」から派生した言葉ですね。
線香花火のように、「どんな?」を訳すコツをつかむと、日本文化を英語で説明するのがとても簡単になります。
世界的にも有名になりつつある日本の暑い夏
ここ数年、日本の夏は猛暑を越えた酷暑のレベルが高まっていますよね。
特に日本の夏の湿気は、海外でも少しずつ知られるようになっているようです。
では、「ジメジメする」って英語でどのように説明しますか?
もちろん「湿気がある」ということで「humid」ともいえます。
ここで、「どんな?」を訳して、「ジメジメする→ベタベタする」の発想で登場するのが、「sticky」という単語。
和製英語で「シール」と呼んでいるものを指す「a sticker」の仲間で、「くっつく」イメージを表現できます。
乾燥が強いイギリスで生活していると、あの日本のジメジメ感を周りの人に話したくなるもんです。
I love British summer because it is very sticky in Japan!
(イギリスの夏が大好きなんだよ、だって日本ってほんとにジメジメするから)
日本で生活するようになったイギリス人の友人の言葉で印象的だったのは、「日本は季節の違いが香りでわかる」というもの。
毎日の生活で感じる五感を、「これって英語でいうと?」と意識する。
これだけで外国人とのコミュニケーションで役立つ語彙力や表現力を身につけていくことができますよ。
使える!日本の夏のキーワード集
ここで、日本の夏を表現するのに役立つフレーズをまとめてご紹介します。
季節を先取りして、今から慣れておけば、外国人とのコミュニケーションもますます楽しくなるはず!
かき氷 | shaved ice |
風鈴 | a wind-bell |
屋台 | a food stall |
盆踊り | Bon dance |
夏祭り | a summer festival |
花火(打ち上げ花火) | a firework |
うちわ | a paper fan |
そうめん | thin white wheat noodles |
盆踊りのように、そのまま日本語が残るものもあれば、描写系のものなど、一覧にするとそのパターンが見えてきます。
日本語ではひとつのフレーズや単語として表現できても、英語で説明するときにはある程度の説明が必要になることもあります。
無理に一言にまとめようとせず、「どんな?」に答える感覚で表現するようにしましょう。
日本のユニークさは盛り上がる!
今まで何度か外国からのゲストの日本ツアーのアテンドをしたことがあります。
その度に、「そこ?」と思うようなことにリアクションしているのに驚かされます。
それほど私たち日本人にとっての当たり前はユニークなものなのかもしれません。
例えば、外国人が驚くもののひとつに、食品サンプル(英語でfake food/food sample)があります。
そこから派生しているのか、100均をはじめあらゆるところで簡単に手に入る、マスコット付きのキーホルダーの種類にも感動するようです。
100均で目をキラキラさせながら、「これクールだよね!」とにぎり寿司のキーホルダーを爆買いしているニュージーランド人友人。
その姿をみて、文化の違いを体感したものです。
線香花火に美しさを感じ、レストランのメニューを日本語なしでも伝えられる食品サンプルを生み出す。
おもてなしの精神が根付きながらも、ロボットの社会進出が進んでいる。
日本の今をそのまま、ありのまま伝えるだけでも、海外の人にとっては驚きがいっぱいなんです。
食事をするときの「いただきます」を説明しただけで、どれだけ盛り上がるか、是非試してください!
日本ほどユニークに伝統文化と最新技術が混じり合う国はないかもしれません。
まずは、日常の当たり前を英語で伝えることに慣れていく。
そうすれば、いろいろな国の人たちとのコミュニケーションがますます楽しくなっていきますよ。
外国人から見た日本を紹介する動画もたくさんあるので、是非参考にしてみてください。
まとめ
はい、もう一度「線香花火」は英語で?
ここで、「パチパチ光っているから…」とイメージが浮かんだ方、素晴らしいです!
そこで初めて「a sparkler」が「線香花火」とつながってくれます。
日本文化をネタに英語でのコミュニケーションを楽しむためにも、
1. 「どんな?」を説明することが翻訳の第一歩
2. 日常の当たり前を英語にするコツを身につける
正しい英語で伝えることよりも、「伝えたい!」という想いでコミュニケーションすることが大切。
いろいろな場面で日本語と英語をコンビにして意識すると、毎日の生活がそのまま英語学習になります。
伝え方のポイントをおさえて、英語でのコミュニケーションを楽しんでいきましょう。
英語力の基本になる語彙力アップを目指している方は、こちらの記事も是非参考にしてみてください。
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