TOEIC 初受験。
勉強しようと思っても・・・
「何から手をつけて良いか分からない!」
って方も多いのではないでしょうか?
漠然と難しいイメージが先行しがちですよね。
ですが実は、
TOEICは、簡単にスコアUPできちゃう試験なんです!
ただし、
「押さえるべきポイントを押さえた学習をすれば」
です。
そこで今日は
- TOEIC初受験前に知っておくべきこと
- TOEIC初受験前にやるべきつのこと
これをお届けしたいと思います。
TOEIC初受験を前に、不安でいっぱいのあなた。
要チェックですよ!
■ 目次
TOEIC初受験前に知っておきたいこと
TOEIC初受験の場合。
スコアを聞いても、そのレベルをイメージしづらいですよね。
そこで、
取得したいスコアを受験者の立場別に
ご紹介したいと思います。
一般的に求められるスコア(状況別)
- 高校生編
TOEICを受験する高校生の多くは、大学受験のため。
そんな高校生の平均点(TOEIC公開テスト)は、505点
つまり、
500点を取れるか、が1つの指標でしょう。
ちなみに、英検取得級別のデータによると
・英検2級(高校卒業レベル)取得者
➡︎550~785点
・英検準2級(高校中級レベル)取得者
➡︎225〜550点
(参考:TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2018 / 2017年度受験者数と平均スコア)
英検2級以上の英語力があれば、
基本的には高校生の平均スコアを超えるはず。
各資格で比較をしたい方は、こちらを。
相当するTOEICスコア目安がわかります。
(出典:大学入学共通テスト.com)
これを見ると、イメージしやすいですよね。
英検等の資格所持者は、一度確認しておきましょう!
またスコアを提示している大学もたくさんあります。
希望受験校のデータは、しっかりと確認しておきましょう。
- 大学生編
大学で主流の英語試験といえば、TOEIC。
その大学生の平均スコアは、565点。
550点あれば、平均的と言えます。
が、
多くの大学生の受験目的は、就活ですよね。
ここで、とてもシビアな現実をお伝えします。
平均点である550点程のスコア。
これは、就活にほぼ役立ちません!
就活を有利にするスコアは、最低650点。
これが、最低ラインです。
さらに、多少なりとも英語を使う職種希望なら、
最低750点。
自分の希望職種と照らし合わせて、
現実的な目標スコアは把握しておきましょう。
- 社会人編
社会人の平均スコアは、607点。
社会人の受験目的の多くは
- 転職
- 社内での昇進
転職を有利にしたい場合。
最低スコアは、700点程。
英語絡みの職種なら、最低800点は欲しいところ。
ちなみに、900点以上とれば、
英語専門職や大企業へのチャンスもグッと増えますよ。
現状に見合うスコアを知る
さあ、最低限取得したいスコアはわかりましたね。
とはいえ、あれはあくまで一般的な指標。
初受験でいきなり
「英語系の仕事に就きたいから900点!」
というのは、現実的とは言えないでしょう。
※かなりの英語上級者は除く
ですから、まずは、
あなたの現状に合った目標を設定する。
これが不可欠。
そのための3ステップはこちら。
- 現状(スコア)把握
- 決戦日(受験日)決め
- 目標スコア設定
では、1つずつ見ていきましょう。
自分の現状を把握する
まずは、自身のおおよそのスコアを知るところから。
スコアを測る方法は、主に2つ。
- 予想問題集で予想スコアを出す
- e-testで予想スコアを出す
予想問題集を使う場合は、
新形式対応のテキストを使いましょう。
特にオススメなのは
5点刻みでスコアを出せるスタイル。
より正確に現状把握ができます。
「書店に行く暇なんてない!」
そんな方にオススメなのは、「e-test」。
スマホでTOEIC模試を受けることができるんです。
しかも、試験時間は30分!
興味を持った方は、こちらをどうぞ。
さあ、これで現状把握はバッチリですね!
受験日を決めて申し込む
さあ、次は
決戦日を決めて、申し込んでしまいましょう!
その際のポイントは、
2~3か月後の受験日を選ぶこと。
受験を申し込めるのは、
最短でも2か月弱先のテスト。
したがって、
最短のTOEIC または その次の回のTOEIC
を申し込みましょう。
そうすれば、2~3か月の学習期間を確保できます。
日程を決めたら、もう申し込んでおきましょう!
決意が揺らいでしまう前に^^;
目標スコア定め
最後は、あなたの現状を考慮した目標スコア決め。
その際、考慮すべきことは
自分の現状と受験日までの日数。
ただし、
到達可能だと思える目標スコアを設定しましょう。
心のどこかで「無理~」
って思う目標設定はやめましょう。^^;
途中で挫折してしまいますからね。
現実的なラインとしては、
100~200点の範囲が無難でしょう。
とはいえ、
- 現状のスコアレベル
- 確保できる勉強時間
- 気合 笑
などなどによっても変わってきます。
自身の状況を冷静に分析して、設定してみましょう。
参考までに、あるデータをご紹介します。
目標スコア達成に要する学習時間がグラフ化されています。
(参考:A Teacher’s Guide to TOEIC)
ひとつの目安として活用してみてくださいね。
TOEIC初受験前にすべきこと
さああとは、目標達成のために行動あるのみ。
やるべきことは2つ。
- 学習スケジュールを立てる
- 苦手分野に重点を置いた学習をする
さっそく具体的に見ていきましょう!
学習スケジュールを立てる
まずはスケジュールの立て方。
ポイントは、3つあります。
- 2種類のスケジュールを立てる
- 苦手分野中心の学習計画を立てる
- 試験前には演習を多く取り入れる
では、1つずつ見てみましょう。
2種類のスケジュールを立てる
ここでいう2種類のスケジュールとは
- 1日単位でのスケジュール⇒例:2/2~7 リスニングPart3,4
- 1日の中でのスケジュール
⇒例:18:00~19:00 語彙演習+暗記
ポイントは
過密スケジュールにしないこと!
予定通りにできない日もあります。
ですから、詰めすぎないことが大切です。
ズレることを前提として、調整日を設定する。
これもとっても有効!
無理のないスケジュールが、継続のコツです。
とはいえ、いざスケジュールを立ててみると…
「勉強時間をなかなか確保できない。」
そう気づくことって、ありますね。
そんなときに有効なのは、隙間時間の活用。
1日の中で、意外と見つかる隙間時間。
このちょっとした時間でも、勉強に使うことができます。
- 英語学習アプリで語彙学習
- スマホでニュースを聞いてリスニング対策 などなど
ちょっとした時間でも、できることはたくさんあります。
まとまった学習時間を確保しづらいときは、
この隙間時間の活用スケジュールを立ててみましょう。
ちなみに、この隙間時間。
youtubeでの学習にも使えますよ。
苦手分野中心に学習計画を立てる
さあ、学習の大まかな日程が見えてきましたね。
あとは、その学習内容を埋めていきましょう。
リスニングテストとリーディングテスト。
バランスよく取り入れると良いですね。
ただしその際、
苦手な分野の学習に重点を置きましょう。
そのためには、
どの分野が苦手なのかを知る。
これが不可欠です。
まずは力試しに解いたテストから、
得点率の悪かった分野を洗い出しましょう。
あとは、
その分野に重きを置いたスケジュールを組むのみ。
己の弱点を知ることが、スタートですね。
試験前は演習中心に組む
2~3か月かけて苦手分野を潰したら、
最後は、演習です。
演習するメリットは
- 学習の成果を確認できる
- 時間配分の感覚をつかむことができる
TOEICテストは「時間配分」が命!
演習を積むと、時間配分の感覚を体得できるんです。
ですから、
本番前1~2週間は、演習を多く取り入れましょう。
ただしその際、注意すべき点は
復習もスケジュールに組み込むこと。
「演習」と「復習」は必ずセットです!
演習と復習を重ねていく。
これで、必ずスコアUPできますよ!
さあ、これで効果的なスケジュールは完成です。
あとは、実行あるのみです!
苦手分野を克服する
スケジュールが確定したら、苦手分野中心に学習を進めるのみ。
ということで、最後に、学習のコツをご紹介したいと思います。
中でも、多くの受験者が苦手とする
- リスニングテスト Part 3、4
- リーディングテスト Part 5、7
この分野について、簡単にお教えします。
具体的な対策法が分からない方は、ぜひ参考にしてみてください。
リスニングテスト Part 3, 4
リスニングで難解なのは、Part 3、4でしょう。
それゆえ、苦手意識の強い方も多いはず。
この2つのPartは、
放送内容+選択肢が長いため、難しく感じてしまうんです。
これを克服するには、日々の地道な学習が不可欠。
- 英語のニュースを聞く
- シャドーイングを取り入れる
などなど。
コツコツと実力をつけていくしかありません。
が、
本番の解き方が悪いと、その力を発揮できません。
実は、
オススメの解法テクニックがあるんです!
それは、「選択肢の先読み・縦読み」。
- 「先読み」・・・放送より先に選択肢に目を通す
- 「縦読み」・・・選択肢を縦にざっと読む
選択肢を「先読み・縦読み」する。
これだけでも、回答の精度がグッと上がります。
では、いつ「先読み」を始めるのか。
それは、リスニング試験開始の瞬間!
試験や Part 1 の説明なんて聞きません。
開始と同時に、Part 3・4 の選択肢をひたすら読み進めます。
一度、パッと目を通すだけでも、回答速度は断然UPします。
このテクニックと日々の学習で、スコアUPは間違いなしです!
リーディングテスト Part 5、7
多くの受験生が苦手なリーディングPartといえば?
- 語彙・文法のPart 5
- 長文読解のPart 7
ってところではないでしょうか。
この両Part克服に共通して必要なことは
- 語彙・文法力の強化
- 正しい時間配分
Part 5は当然ながら、Part 7でも語彙・文法は欠かせません。
語彙が分からないと、長文の読みようがありませんからね^^;
そこでオススメしたいのは、このテキストを使った学習。
めちゃくちゃ頻出の問題が、1049問収録されています。
この1冊で、Part 5を完全攻略できてしまいます。
具体的な学習方法は、こちら。
Part 5 が苦手な方は、試す価値アリです!
そしてもう1つの重要な要素は、時間配分です。
というのも、
TOEICテストでは、時間配分が命。
特にリーディングテストでは、
時間配分だけでも、スコアは大きく変動します。
なんと100点変わることも・・・!
この原因は、Part 7 のとてつもない分量。笑
Part 7を解き終えることができるか。
これが、スコアにとっても影響します。
したがって、
語彙力+時間配分の感覚をつけることが不可欠なんです。
時間配分についてもっと知りたい方には、こちらがオススメです。
以上、知っておくと役立つテクニックをお伝えしました。
ですが、あくまでもテクニック。
スケジュールに基づいて、コツコツ学習することが何より大切。
効果的なスケジュールを立てて、着実に力をつけましょう。
まとめ
TOEIC初受験前に、知るべきこととやるべきこと。
これが分かった今、もう怖くはありませんね!
あとは、行動あるのみ。
さっそくスケジュールを立ててみてくださいね。
実は、意外な落とし穴があるTOEIC。
こちらの記事も読んでおくのをオススメします!
TOEICスコアを劇的にUPさせる方法はこちら。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事を書いた人
-
TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。
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"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。