TOEIC、最後まで解ききれていますか?
解ききれないという方は、
時間配分と解き方を変えれば得点アップできますよ!
私も、初めてTOEICを受けたときは、
最後まで解ききる時間がなくて結構、
落ち込んでしまったのですが、
今からお伝えする時間配分と
解き方のコツで1年後には、
めでたく100点以上スコアアップすることができました!
あなたも、ぜひこの記事を参考にして
とれる得点は逃さずとれるようになりましょう!
■ 目次
TOEICリーディングパートの構成
リーディングは
Part5:短文穴埋め問題、
Part6:長文穴埋め問題、
Part7:長文読解問題
の3パートに分かれています。
合計100問で、リーディングにかけられる時間は75分です。
TOEICは、850点以上の英語力の人が
時間配分を気にせずに1問ずつ解くと
最後まで回答できるようなレベルになっています。
そのため、初級~中級者の人が
解き方のコツや時間配分を気にせずに解いてしまうと、
最後のPart7の部分で時間がなくなってしまいます。
リーディングのベストな時間配分とは?
リーディングのベストな時間配分は
Part5を10分
Part6を10分
Part7を55分
です!
リスニングが終わったらすぐに、
問題用紙の空いているところに
各パートを何時までに解くか、メモしておきましょう。
メモしておけば、時間を気にしすぎて集中力が切れることもありません。
ぜひ、やってみてくださいね。
リーディング問題の解き順2パターン
時間配分ともうひとつ重要なのは、
解く順番です。
解き順は、あなたのタイプ別に2パターンあります。
タイプ①現在、スコアが500点未満の人
あなたはPart5,6でしっかり得点をとることに集中しましょう。
Part5 → Part6 → Part7
と、順番どおりに解いていってOKです。
タイプ②現在、スコアが500点以上の人
このタイプの方は、
Part7に時間をつかえたら、正解できる場合が多いです。
そのため、解く順番は
Part7の2~3文章の問題
↓
Part7の1文章の問題
↓
Part5
↓
Part6
が良いです。
リーディングの解き方のコツ
リーディング問題を解く際に大切なのは
解ける問題と解けるかあやしい問題を区別していくことです。
解けるかあやしいと判断した問題は
いさぎよく捨てましょう。
もし、捨てる場合でも回答欄は空けずに
当たりそうな選択肢を塗っておくことで、
得点アップの可能性を上げることができます。
また時間が足りなくなって、
最後に塗るだけになるよりも
確実に解ける問題に時間を割くほうが
得点につながります。
そのため、先ほど紹介した時間配分を意識して回答しましょう。
また各パートのDirectionsは読まなくて大丈夫です。
その分、過去問などで問題形式にしっかり慣れておきましょう。
そうすればテスト本番にすぐ、問題の形式に対応できるようになりますよ。
Part5の頻出問題4タイプ
Part5の問題には、頻出の問題タイプが4つあります。
1つずつ解き方のコツを、例題で解説していきます。
例題の引用元:TOEIC® Listening & Reading Testサンプル問題
①単語の意味を知っていれば解けるタイプ
例題)All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no _____ dyes.
A) immediate
B) synthetic
C) reasonable
D) assumed
この問題は選択肢がすべて形容詞になっています。
形容詞は、その単語の意味を知らなければ正解がわかりません。
このような、
単語を知らないと解けない問題は
時間をかけて考えても
得点につながりません。
そのため、選択肢のうち2つ以上が知らない単語の場合は、捨ててしまいましょう。
今回の正解はBです。
ちなみに例題の意味が気になる方は、辞書で調べてみてくださいね。
自分で調べると、手を動かした分、覚えやすくなりますよ。
単語を早く覚えたい!という方は、こちらの記事もぜひ!
⇒TOEICスコアアップに特化した単語勉強法! スコア300から900まで伸ばした経験者が語る単語マスター方法
②品詞のかたちを正しく選ぶタイプ
例題)Gyeon Corporation’s continuing education policy states that _______learning new skills enhances creativity and focus.
A) regular
B) regularity
C) regulate
D) regularly
この問題は選択肢がすべて「regular」の品詞が違うバージョンになっています。
こういった場合は、空欄の直前か直後を見てみましょう。
空欄の直後に「learning」があるので、これを修飾していることがわかりますね。
「learning」は動詞にingがついたものです。
動詞を修飾するものは副詞ですね。
つまり、空欄に入るのは副詞になります。
今回の正解はDです。
副詞は語尾にlyがつくものが多いので、選択肢の単語を知らなくても、
当てることができますよ。
③動詞のかたちを選ぶタイプ
例題)Customer reviews indicate that many modern mobile devices are often unnecessarily ___.
A) complication
B) complicates
C) complicate
D) complicated
この問題の選択肢はすべて動詞
「complicate」の変形バージョンになっています。
動詞の変形バージョンのときは、文全体の構造をつかみましょう。
この文では、「that」の前と後で2つ文ができます。
空欄のある、後半に注目しましょう。
すると
主語は「(modern mobile) devices」、
動詞は「are」
になっていますね。
動詞がbe動詞なので、空欄には名詞か形容詞がくるとわかりますね。
そして空欄の直前には「unnecessarily」という副詞があります。
副詞は形容詞か動詞の前につくので、
空欄は形容詞と判断できますね。
形容詞は動詞の過去形と同じかたちをしているものもあります。
今回は、Dが正解となります。
形容詞には、語尾がful, less, ous, ly など様々なかたちがあるので、
頻出の形容詞は、暗記してしまったほうが速いです。
④正しい接続詞を選ぶタイプ
例題)Jamal Nawzad has received top performance reviews ______ he joined the sales department two years ago.
A) despite
B) except
C) since
D) during
この問題は、選択肢がすべて接続詞で、
前の文と後ろの文をつないでいます。
前後の文のだいたいの意味をみて、
どうつながると正しいか考えてみましょう。
今回は、
「ジャマルさんが良い評価をもらい続けている」
「2年前に彼がセールス部門に入った」
の2つをつなげます。
セールス部門に入って「から」いい評価をもらい続けている
とつなげると自然ですよね。
すると「~してから~」という意味で使える、Cが正解となります。
Part6の解き方
文章挿入問題は時間がかかるので
初級・中級者は捨ててしまいましょう。
そしてPart5,6をあわせて最大でも25分間で解くようにします。
Part5,6では終わらせることを優先して、
少しでも時間のかかる問題はとばしましょう。
Part7にしっかり時間を確保することで、
効率的に得点アップにつながります。
Part7の解き方
設問と本文の順番は8割ほど一致するといわれています。
そのため、
まずは初めの問いには最初の段落を見る、
というように順番にそって文章をチェックしましょう。
その後、内容が合わないようであれば、
正解のあたりをつけて塗っておくか
回答を後回しにしましょう。
初心者はシングルパッセージを中心に解きましょう。
これは、文章が多くなるほどリーディング能力が必要になり、正解しづらくなるからです。
ダブルパッセージ・トリプルパッセージの語彙問題は単語を知っているかどうか、
判断するだけで回答できるので時間がかかりません。
優先して先に解いておくと、得点の取りこぼしがないでしょう。
シングルパッセージ
この問題は1つの文章をよんで2~5の設問に答える形式で
10セットの文章、29問出題されます。
25分以内で解きましょう。
また、Not問題と文章挿入問題は初級・中級者は捨てていいです。
答えになりそうな文章にあたりをつける → 回答できそうか判断する
この流れをできるだけ早くこなせるように、意識することが肝心です。
ダブルパッセージ
この問題では2つの文章を参照する問題も出題され、2セット10問あります。
10分間で解くようにしましょう。
トリプルパッセージ
この問題では3つの文章を参照する問題が出題され、
3セット15問、出されます。
20分間で解きましょう。
まとめ
- リーディングの時間配分は
Part5を10分
Part6を10分
Part7を55分
- Part7のうち
シングルパッセージ問題に25分
ダブルパッセージ問題に 10分
トリプルパッセージ問題に20分
- 解く順番は
現在500点未満:
Part5→ Part6→ Part7
現在500点以上:
Part7→ Part5→ Part6
- Part5で頻出の問題は
①単語の意味が分かれば解けるタイプ
②品詞のかたちを正しく選ぶタイプ
③動詞のかたちを選ぶタイプ
④正しい接続詞を選ぶタイプ
- Part7は問いの順番に文章をみていく
最後に
TOEICは時間に余裕がなくなるようにできているので、
この記事でお伝えしたコツを活用して
どうか焦らずに解いていってくださいね!
【P.R】東大生の英語勉強法が学べる1400円の書籍を無料プレゼント中
読者さんには正しい英語勉強法をぜひ知ってもらいたくて、このサイト運営を始めました。
工夫次第ではたった数週間でもTOEICの点数を100点単位であげることができます。
東大卒英語教師である運営者チェンジャックが
最新英単語学習法をまとめた書籍と一緒に学べるので、
ぜひ英語学習の本質を知るためにも一読してみてください。
※書籍はお持ちのスマホ・PC ですぐに読むことが可能です。
書籍と同時に受け取れるメルマガでは、- 「英語で年収を100万アップさせる方法」
- 「東大も合格できる、どんな試験にも使える勉強法」
- 「3倍充実した海外旅行法」
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事を書いた人
この著者の最近の投稿
- コラム2020年4月2日お盆って英語でなんて言う?【使える会話集も】
- コラム2020年3月17日ハーフのミドルネームって何のためにあるの?
- 英語勉強法2020年3月13日暗記の仕方にはコツがある!【問題集と単語集でのコツ】
- TOEIC対策2020年2月20日TOEICまであと1週間!どうしたらいいの?【600点台になるための勉強法】
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。