外国人に、日本の文化について聞かれたとき、説明するのは大変ですよね。
日本人として、日本の文化をうまく説明できないと、恥ずかしくなってしまいませんか?
特に、日本にしかない行事や習慣を説明するのは、難しいですよね。
今回は、そんな日本独自の「お盆」文化をどうやって説明したらいいのか、見ていきましょう。
■ 目次
お盆とは
そもそも、あなたはお盆についてどのくらいの知識がありますか?
私は、最近まで何日にあるのかさえ、はっきり把握していませんでした。
これでは、外国人と話すときに、全然説明できませんね。
あなたは、そんな事にならないよう、おさらいしていってくださいね。
お盆は先祖や亡くなった人たちを祀る行事で、8月13日から16日までの4日間ということは、ご存知でしょう。
実は「お盆」は、盂蘭盆会(うらぼんえ)を略した言い方です。
盂蘭盆会は、サンスクリット語のウランバーナを漢字にしたもので、もともと仏教で死者をまつる行事として伝わりました。
日本では、西暦606年の推古天皇の時代に、すでにお盆の行事が行われていたそうです。
行う時期は、陰暦の7月15日前後ですが、地域によって新暦の7月や8月に行うこともあります。
お盆の行事の目的は、先祖の霊が近くに来ると信じられている時期に、先祖のことを思い出して敬うことです。
亡くなった家族や先祖のお墓参りをするのは、定番ですね。
お盆について、ざっくりと英語で説明すると、
O-bon is a period when the Buddhists believe that the souls of ancestors come back.
It takes place from August 13th to 16th.
このようになりますね。
次にお盆の行事の進み方をみていきます。
行事の進み方
迎え火
13日には迎え火が行われます。
これは、先祖の霊を出迎えるために、家の前で麦わらなどを燃やして野火をたくことです。
また、きゅうりとナスを麻の茎にさして馬や牛に見立てた、精霊馬(しょうりょううま)というものを飾るという習慣もあります。
現在では、麻の茎よりも手に入れやすい割りばしで代用する家庭も多いですね。
英語でまとめると、
“Mukae-bi” is a welcome fire lit on the first day of O-bon to guide the spirits of ancestors to home.
盆踊り
盆踊りは、15日、16日の夕方に行われます。
近所の人々が浴衣を着て集まり、舞台の周りで踊ります。
舞台では、和太鼓をたたく人や、歌い手が雰囲気を盛り上げます。
本来の目的は、精霊を送り返すことだと言われています。
“Bon dancing” is in the evenings of the 15th or 16th of July.
In the Bon festival, neighbors gather and dance around a stage, where Japanese drummers and singers play music.
送り火
最終日の16日には送り火が行われます。
これは、帰っていく先祖の霊を見送るためです。
地域によっては、灯篭流しが行われる場合もあります。
川に灯篭を浮かべて、海まで流すことで先祖の霊を見送るのです。
これは、山や川に霊が住んでいると言われているためです。
“Okuri-bi” is a farewell fire to send the spirits of ancestors back to heaven on the final day of O-bon.
In some areas of Japan, lanterns are float on the river or the sea on the last day.
お盆休みとは
日本では、お盆の時期、多くの会社や学校が休みになります。
お盆のお休み中は、帰省した人たちで混む、という事がよくありますね。
家族で墓参りに行く人も多いでしょう。
英語でまとめると、
In the period of O-bon, many of the companies and schools are holidays.
Most of the families go to visit graves.
「お盆」を一言でいうと?
ここまで、くわしくお盆の内容を説明してきました。
では、手短に説明したいときのために、一言でまとめておきましょう。
O-bon is a Buddhist ceremony where people honor their deceased ancestors for 3 days.
Most of the Japanese take a recess for O-bon.
お盆を話題にした会話集
最後に、お盆を話題にした会話の例を見てみましょう。
外国人の友達と話すときのイメージで、読んでみてくださいね。
***
アメリカ人のTobyと日本人のAkariの二人が、「お盆」について話しています。ちょっと見てみましょう。
T: Toby A: Akari
T: Hi, Akari.
May I ask you something?
(やあ、アカリ。ちょっと訊きたい事があるんだけど。)
A: OK.
What is it?
(いいよ、何?)
T: I’ve heard that there is a period of “O-bon” soon.
What is “O-bon”?
(もうすぐ、「お盆」っていう時期だって聞いたんだ。
「お盆」って何?)
A: Oh, it is a Japanese traditional event to honor the spirits of ancestors.
(ああ、お盆は日本の伝統的なイベントで、先祖の霊をおまつりするものだよ。)
T: Spirits?
(霊?)
A: Yeah, the Buddhists believed that the spirits of their ancestors come back in mid-July.
(うん、仏教徒の人たちは、7月中旬に先祖の霊が帰ってくると信じていたんだよ。)
T: What do you do for the event?
(そのイベントのために、何をするの?)
A: Usually, people go back to their hometowns and meet up with their families.
Most of the companies and schools are closed during the O-bon holidays.
(普通、帰省して家族に会うことが多いね。
お盆の時期は、ほとんどの会社や学校がお休みになるんだよ。)
T: Alright. Do you have any plans for the O-bon holiday?
(なるほど。アカリは、何か予定立てたの?)
A: I’m going to wear a yukata and go to “Bon dancing”.
(私は、浴衣を着て、「盆踊り」に行くつもりだよ。)
T: What is “Bon dancing”?
(「盆踊り」?)
A: You’ll know if you see it!
Why don’t you come with me?
(見に来れば、わかるよ。一緒に行かない?)
T: Sounds interesting.
Sure, I’ll go with you.
(面白そうだね。うん、行きたい!)
***
「お盆」についての会話のイメージが、つかめたでしょうか?
日本独自の文化「お盆」の話。
きっと外国の方も、興味津々で聴いてくれることでしょう。
ぜひ、楽しい会話を弾ませてくださいね。
まとめ
今回は、「お盆」について英語で説明すると、どうなるのか見てきました。
日本独自の文化を外国の人に伝えるのは、その人の反応を見るのも面白いし、自分の国の文化を知ってもらえて嬉しいことですね。
他にも、日本独特の「塾」をどうやって英語で言うのか、が分かる記事もあります。
ぜひ、読んでみて楽しい会話のネタにしてくださいね。
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