唐突ですが、みなさんに質問です!
みなさんは、この形を何と呼びますか?(下記)
そう!
「ジグザグ」って言いますよね。
ところで、「ジグザグ」って何語でしょう?
日本語?
カタカナってことは、外来語?
実は、「ジグザグ」は英単語から来ているのです!
日常生活に溶け込んでいる外来語「ジグザグ」。
知っているようで、実はよく知らない「ジグザグ」について、見ていきたいと思います!
■ 目次
「ジグザグ」って何?
「ジグザグ」って、そもそもどんな意味でしょう?
辞書によると、次のように定義されています。
ジグザグ(英/仏:zigzag)
Z字状に直線が何度も折れ曲がっている物や形態のこと。
日本語では、稲妻の形に例えて稲妻形とも呼ぶ。
(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%B0%E3%82%B6%E3%82%B0)
「稲妻形」って聞くと分かりやすいですよね!
まさに最初にお見せした形そのものですね。
「ジグザグ」の定義が分かりましたが、「ジグザグ」は何語なのでしょう?
その語源に迫ってみましょう!
「ジグザグ」の語源
日常生活に溶け込んでいる「ジグザグ」。
実は、「ジグザグ」は外来語なのです!
カタカナ表記になっていることからも、想像は難くないですよね。
では、一体何語なのでしょう。
実は、先ほどご紹介した「ジグザグ」の定義に、その答えがあります!
気付きましたか?
「 ジグザグ(英/仏:zigzag)」となっていますよね。
そう!
「ジグザグ」は
英単語だけでなく、フランス語でも使われているのです。
この背景には、「ジグザグ」の語源が関連しているようです。
「ジグザグ」の語源を調べてみると、以下のような記述がありました。
zig-zag (n.)
also zigzag, 1712, from French zigzag (1670s),
perhaps from German Zickzack (though this is attested only from 1703),
possibly a reduplication of Zacke “tooth, prong.”
(参考:https://www.etymonline.com/search?q=zigzag)
(和訳)
1712年、英単語として初見。1670年代に初見のフランス語「zigzag」に由来。
そのフランス語は、おそらくドイツ語のZickzackに由来。(ただしこの語が現われるのは1703年から)。
ドイツ語で「歯、剣」を意味する Zackeの繰り返しによるものと考えられる。
いかがでしょうか?
「ジグザグ(zigzag)」は、
ドイツ語⇒フランス語⇒英語という変遷を辿ったのですね。
そして、英単語「zigzag」が日本に到来。
「zigzag」⇒「ジグザグ」となったのですね!
さあ、これで「ジグザグ」が、英語かつフランス語である所以が分かりましたね。
「ジグザグ」は日本語でなく、
「zigzag」のカタカナ表記だったのですね!
オノマトペ
みなさんは、「オノマトペ」って知っていますか?
オノマトペとは、擬音語と擬態語の総称のこと。
擬音語とは、「ワンワン」など物音や鳴き声を表す語。
擬態語とは、「わくわく」など気持ちや様子を表す語。
このような擬音語や擬態語は、日本語に多く見られますよね。
そして日本語のオノマトペは、
同じ語を繰り返す傾向がありますよね。
例えば、焼き立てのクロワッサンを食べたとき。
柔らかそうな触感を、どのように表現しますか?
「ふわふわ」って言いますよね!
このように、日本語には、
同じ語を繰り返すオノマトペが多く存在します。
そして、このオノマトペは、英単語にも多く見られます。
実は、今日のテーマ「ジグザグ」。
「ジグザグ」もオノマトペの1つなのです!
「ジグ」と「ザグ」って違う語なのに?
そう思いますよね。
ですが実は、「zig」と「zag」は、同じ意味を持つのです!
それぞれの語を辞書で調べてみました。
どちらの単語の意味にも、こう書かれています。
「zig」・「zag」 : 交互方向での急旋回により特徴づけられる鋭角的な形
(an angular shape characterized by sharp turns in alternating directions)
(参考:https://ejje.weblio.jp/content/zig )
似た音の「ジグ」と「ザグ」。
同じ意味の語を組み合わせたオノマトペなのですね!
実は、英語のオノマトペには、
似た音の語を繰り返すものが多いのです!
例えば、
時計の音「チクタク(tick tack)」、鐘の音「キンコン(ding dong)」。
これもオノマトペの一例。
似た音の語を組み合わせていますよね。
これが、英語のオノマトペの特徴とも言えるかもしれませんね。
まとめ
1.「ジグザグ」とは「稲妻形」を表す
2.「ジグザグ」の変遷
⇒「ドイツ語(Zickzack)」⇒「フランス語(zigzag)」⇒「英語(zigzag)」
⇒英語(zigzag) ⇒日本語「ジグザグ」
3. 「ジグザグ」=オノマトペ
※「オノマトペ」:擬音語や擬態語の総称したもの
※ 英語のオノマトペは、似た音の語の組み合わせが多い
⇒例)時計の音「チクタク(tick tack)」、鐘の音「キンコン(ding dong)」
馴染みのある語「ジグザグ」。
深く掘り下げてみると、その語源やオノマトペなど、実に奥が深い語でしたね!
次に「ジグザグ」という表現を使うときは、今日学んだことを思い出してみてくださいね。
ちなみに、類似表現として「ぎざぎざ」があります。
これもオノマトペの1つですよね!
「ぎざぎざ」も「zigzag」で表現することが可能なようです。
しかし、「zigzag」以外の表現もあるようです。
興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね!
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この記事を書いた人
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TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。
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