メジャーリーグで長年大活躍しているダルビッシュ有選手。
試合後の記者会見やインタビューなどで、流暢な英語で答えている姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
英語がペラペラというイメージが世間に定着しているダルビッシュ選手ですが、実はメジャーに行く前はほとんど英語が話せなかったそうです。
では、なぜダルビッシュ選手はあれほどまで自然に英語が話せるようになったのでしょうか?
そこで今回は、なぜダルビッシュ選手はネイティブレベルまで自然な英語を使えるようになったのか、ということをご紹介していきます!
この記事を読めば、ナチュラルな英語を使える日が近づくこと間違いなしです!
■ 目次
メジャー初期のダルビッシュ選手の英語力
そもそもダルビッシュ選手はハーフです。
幼少期はお父さんが日本語があまり話せなかったため、家ではお父さんとの会話は英語で話しかけられ、日本語で返すという生活だったそうです。
日本語と英語が入り混じる環境で育ったことがわかりますね。
メジャーに行ったばかりの頃のダルビッシュ選手の英語力は、十分と言えるものではなかったようです。
スポーツ選手ではおなじみの貴社に囲まれて受ける囲み取材の際の受け答えは、ほとんど簡単な単語や短いフレーズでの受け答えが多かったとのこと。
インタビュアーの人たちも難しい英語やネイティブ独特の表現での質問は避けていたそうです。
2017年前半までのダルビッシュ選手
多くの海外で活躍するスポーツ選手は、通訳の日本人をつけています。
もちろん、ダルビッシュ選手もメジャーでの活動の際には、通訳をつけていました。
メジャーで活躍していくうちに、少しずつコミュニケーションは取れるようになったそうですが、それでもやはり難しい表現やネイティブの流暢な英語を聞き取ることに苦労したそうです。
また、簡単なコミュニケーションは取れても、不快話や自分の意見を上手に言うことはとても難しかったそうです。
日本に住んでいても自分の意見を伝える場面は難しく感じることもありますから、異国の地ではより一層難しく感じるでしょう。
しかし、活躍するにつれて、ダルビッシュ選手の英語力も少しずつ上がり、相手の言っていることを理解できることが増えたそうです。
ですが、ダルビッシュ選手は自分から積極的に英語を使って話そうとしていなかったため、スピーキングの能力は向上しなかったと言います。
このような状況が2017年の前半までは続いたそうです。
ダルビッシュ選手の英語力が向上したのはいつから?
実はダルビッシュ選手の英語力が上がったのは、つい最近のことと言われています。
ダルビッシュ選手はメジャー1年目はレンジャーズでプレーしていました。このときは通訳をつけていて、困ったときは通訳の方に助けてもらいながらインタビューに答えていた時代ですね。
レンジャーズのあと、ダルビッシュ選手はロサンゼルス・ドジャースに移籍しました。
この移籍がダルビッシュ選手の英語力を向上させる大きな転機だったのです!
ドジャース時代のダルビッシュ選手
2017年7月にドジャースに移籍したダルビッシュ選手ですが、移籍すると、チームメートの多くが彼に興味津々だったそうです。
チームメートたちから多くの質問を受けているうちに、もちろんダルビッシュ選手も答えていきます。
このときは通訳に頼らず、自然に自分なりに受け答えをしていると、チームメートから「英語がうまいね!」「どうしてそんなに英語ができるの!?」と賞賛の嵐だったようです。
日本人の選手の多くが通訳に頼っている場合が多いので、通訳の言葉ではなく、自分の言葉で話すと、彼らはとても喜んでくれたそうです。
ダルビッシュ選手に必要だったのは、「自分の言葉でも伝わる」という自信だったのかもしれませんね!
ダルビッシュ選手が英語を話せるようになった秘訣
ダルビッシュ選手はYoutubeで、自身が英語を話せるようになったきっかけを語っています。
その中で、彼はアメリカに渡ってから一度も英語の勉強をしたことがないと言っていました。
単語や文法などの勉強をやらずにどうして話せるようになったのでしょうか?
まず、勉強でインプットするのではなく、他の選手やコーチなどネイティブが話していることを聞き取って、「この言葉はこういうときに使うものなんだ」とどんどんインプットしていったそうです。
実際に私も留学の経験がありますが、参考書に載っている表現と実生活で使われる表現は微妙に異なることがあります。
参考書に載っているものはあくまでもテストに頻出のものであり、実際の生活や会話で使えるかどうかは別問題なのです。
場面ごとにもっと簡単な表現や適した表現が英語には多くあります。
ですから、ダルビッシュ選手も実際に生きた英語をたくさん聞くことでインプットしていって言い回しなどを覚えたそうです!
もちろん間違ってしまうことやわからないことも多かったそうなので、そういう場合は調べたり、周りの英語に慣れている日本人に聞いていたりしたそうです。
ダルビッシュ選手が話せるようになるまで
もちろんインプットだけでは、決して話せるようにはなりません。
そこでダルビッシュ選手は周りの人から聞いた表現などを実際に使うために、別の人との会話などで応用していたそうです!
ダルビッシュ選手はインプットするだけではなく、実際に試してどんどんアウトプットしていたのです!
ダルビッシュ選手はYoutubeの中で、「とにかく英語を話すこと、試すことが大事」と言っています。
たとえば、英会話のレッスンに週1~2回ほど1年通っても、まったく英語が上達しないという話を聞いたことがあります。
もちろん英会話レッスンに通うこと自体は悪いことではありませんが、インプットばかりに集中してしまい、アウトプットできる場が少ないのが現状です。
実際に外人の友達を作ってみたり、海外の人が集まるバーに遊びに行ったりしたほうが、実践の場は増えるでしょう。
「自分は英語に自身がないから」「私の英語なんて絶対ネイティブには伝わらない」とネガティブになるのではなく、間違ってもいいから実際に試すことが本当に大切です!
最初はなかなか勇気が出ないかもしれませんが、一度英語を話してネイティブとぎこちなくても会話が成立すれば、きっとあなたにとって大きな自信になるはずです!
まとめ
ダルビッシュ選手はメジャー移籍1年目、ほとんど英語が話せませんでした。
その状況は2012年の移籍1年目からロサンゼルス・ドジャースに移籍する2017年前半まで続き、インタビューなども通訳に頼るというスタイルで受けていたそうです。
しかし、ドジャースに移籍後、周りの会話からインプットを重ね、インプットした表現を別の場で試すということを実践した結果、今ではとても流暢な英語でインタビューに受け答えするまで上達しています!
今回紹介したダルビッシュ選手が実際に試した、英語力向上のポイントは次の2点です!
- 単語や文法などの勉強はせず、回りの会話から表現をインプットしていく
- とにかく英語を話す!実践の場を設ける
ダルビッシュ選手はあるときを境に、インタビュー時なども通訳なしで一人で受け答えしています。
彼をそこまで変えたのは、自分の言葉で英語で話すと回りが喜んでくれたこと、通訳に頼らず、周りがすべて英語という環境に身を置いたことがとても大きいと言えます。
ぜひみなさんもダルビッシュ選手を見習って、自信がなくてもどんどん英語を試していきましょう!
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"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。