こんにちは、English Lounge管理人のジャックです。
この記事では、
新しいことを勉強するときの2つの考え方
について紹介していきます。
その2つの考え方とは、
- 全体像をまず掴む
- 小さなステップで達成感を味わう
この2つの考え方を使えば、
勉強の効率が10倍になるし、モチベーションも10倍になります。
ちなみに、僕の周りの東大生もだいたいこの方法で勉強してたりします。
さらにいうと、
あの果てしない万里の長城が作られたときも、
この2つを徹底的に実践したみたいですよ。
万里の長城。
その長さは、2万kmを超えます。
この長さ想像つきますでしょうか。
ちなみに、地球一周で4万kmです。
つまり、万里の長城は
地球半周分
なのです。
これだけのタスクをどのようにして完成させたのか。。。
さっそく見ていきましょう。
■ 目次
万里の長城の作り方
早い段階で全体像が完成していた
万里の長城は、普通は
秦の始皇帝
が作ったと言われています。
漫画「キングダム」でも話題になっていますよね。
漫画内では、「嬴政(えいせい)」として登場しています。
(のちに中国の統一して始皇帝と名乗ります。)
この始皇帝が万里の長城を作ったという話ですが、
実は一から作ったわけではありません。
始皇帝は、万里の長城を「完成」させたのです。
(ちなみに、このときの全体指揮は
これまたキングダムに出てくる「蒙恬」です。)
では、はじめは誰が作ったのか?
実は、春秋戦国時代から作業は始まっていました。
つまり、キングダムで秦がいろいろな国と戦っていたときです。
では、なぜ作ったのか?
それは、北方の民族の攻撃を防ぐためです。
春秋戦国時代は、別に中国の7ヵ国だけで戦っていたわけではないんです。
北方にもいろんな民族が住んでいて、それらが定期的に南下してきて攻めてきます。
北方の民族は、歴史的には「匈奴」といいます。
(キングダムにもいろんな北方の民族が出てきますよね。)
彼らは中国の7国とどういう関係だったか?
この地図を見るとわかるんですが、
北方に面していたのは
「秦、趙、燕」の3国。
この3国は北方民族と隣あっていて、たびたび攻められていました。
(キングダム内で一部の民族に協力されたりしていますが、実際には民族はいっぱいいたので攻められることもあったようです。)
そのために、秦、趙、燕がそれぞれ断片的に長城を作っていたんです。
だからこそ、秦が中国統一した際には、あとはこれらをつなげればよかった。
これが2万km以上にわたる「万里の長城」が完成した一つ目の理由、
「全体像をまず把握する」
です。
たぶん、始皇帝が端っこから一から作っていたら、万里の長城はこんなにも長くならなかったでしょう。
でも、始皇帝のときにはすでに断片的にあって、全体像は見えていた。
その間を補完するだけだった。
これが、作業の効率を劇的にアップさせて、
さらにモチベーションをあげた要因になってます。
1kmずつ小さなステップに分けた
全体像ができていたからと言っても、
始皇帝になってからの作業量は膨大です。
なんせ地球半周の長さあるのですから。
これを何も考えずにどんどん作っていくのでは、ゴールが見えずに途中であきらめてしまいます。
ゴールが遠すぎるのです。
そこで、始皇帝は考えました。
そして、
「小さな目標を決めよう!」
と。
そこで、完成図を1kmずつの区画に分けました。
1kmの区画を一つのステップにしたのです。
具体的には、まずチームを2つに分けます。
そして、1km区画の左右それぞれから真ん中に向かって長城をつくっていく。
すると、当然まんなかあたりで両者が近づいてくるんですね。
もう一方のチームの進捗もみえるので、
「そろそろ繋がりそうだぞ!」
とゴールの意識がめばえます。
すると、なにも目標がなく淡々とつくっているよりも効率が何倍もちがってくるのです。
そして、ついにまんなかで合流。
達成!
気持ちいい!
こうなると、今度はまた別の場所で同じことを始める。
つまり、今度は「違うタスク」です。
すると、また頑張れる。
この繰り返しで万里の頂上はできていたんですね。
英語への活かし方
ここまでの話をまとめると、
万里の長城ができたのは
- まずは全体像を把握する
- 小さなステップで達成感を味わう
ができていたからでした。
では、これを勉強にも活かしてみましょう。
まずは勉強するものの全体像をしる
「英語やるぞ!」
と決心したら、とりあえず一つの分野を極めようとしてはいけません。
「英作文」
「長文」
「英会話」
などを何も知らない状態で
「リスニング」
を極めようとすると、途中で必ず力つきます。
なぜなら、
「ゴールまでの道すじが見えていないから。」
ゴールがわかっていないランニングほど辛いものはありませんよね。
1kmかもしれないし
5kmかもしれないし
10kmかもしれない。
そんなランニングは、ペース配分もわからないし、途中でなげだしたくなります。
絶対にやりたくありません。笑
これと同じで、リスニングだけやっていても「英語ができる」というゴールはまるで見えません。
他のタスクがどのくらいのものなのか全くわからないからです。
だから、まずは全体をさらっとやっておきましょう。
リスニングも、
英作文も、
長文も、
英会話も、
全てカンペキではなくてもいいからさらっと触ってみる。
どのくらいでマスターできそうか考えてみる。
そうすることによって早い段階で
「英語ができる自分」が見えてきて、向かうべき方向がわかります。
効率も上がるし、
モチベーションも上がります。
やるべき順番を工夫するだけで、こんなにもいいことづくしです。
勉強の小さなステップを決める
「英語ができるようになる」
という目標はあまりにも大きすぎます。
「英語ができるようになるぞ!!」と意気込んでも、数日後にはモチベーションがなくなっている人もいます。
僕は、英語教師としてそういった生徒たちを山ほどみてきました。
なんで彼らがモチベーション下がるかというと、ゴールが遠すぎるからです。
ここで脳科学的な話をしておくと、
人間の脳には「報酬系」というシステムがあります。
ドーパミンというホルモンを聞いたことあると思いますが、ドーパミンは報酬系というシステムに関係するホルモンです。
報酬系では、報酬が与えられると行動をしやすくなります。
「報酬」とは具体的には、
- 食事をしたとき
- 恋愛をしているとき
- 褒められたとき
- 金や物をゲットしたとき
- 美しいものをみたとき
- 人の役にたったとき
- 何かを達成したとき
などのときに脳は報酬を感じるようにできてます。
そして、これらの報酬を感じるとドーパミンが放出され、
ポジティブな行動を取りやすくなります。
つまり、
やる気が出る
ってことです。
万里の長城もつくったときも、作業員に「1kmの区画完成」という達成感を味わわせることで、うまくやる気を出していたというわけです。
だから、僕らも勉強のときに報酬系を活かしましょう。
具体的には、
- テストの点数
- 実際に外国人の話す
などで達成感を実感できると思います。
特に、TOEICは優秀で、
1ヶ月ごとにあるので、毎月ゴールを設定すれば毎月報酬系を刺激できます。
「来月のTOEICまでに100点上げる!」
という目標を設定すればいいのです。
TOEICで完全に英語力をはかることはできませんが、
報酬系を刺激してやる気を出すためには最高の材料なのです。
まとめ
今回は、万里の長城の作り方を材料にして効率的な勉強法の本質をみてきました。
復習すると、
- 全体像をまず掴む
- 小さなステップで達成感を味わう
の2つでしたね。
まずは、英語の全体像のつかんでみてください。
特に、日本人の英語学習者は「英会話」にノータッチです。
いずれ英語を話したいと考えているなら、早い段階で会話の練習をしましょう。
格安で練習できるアプリはいくらでもありますので。
さらに、TOEICなどのテストをうまく活用して、具体的な数字で目標を立てると達成したときにやる気が出ます。
それが、次の目標までのエンジンになってくれるので、どこまでも成長できるようになります。
あなたも、英語をすばやく上達させたいと考えているなら、この2つの考え方を取り入れてみるといいかもしれませんね。
では!
P. S.
英語の上達にとって、「勉強法」はとても大事です。
今回紹介した2つの考え方は、「勉強法」のうちの一部。
他にも英語ならではの勉強法もあり、実践するかで英語の進度に雲泥の差がでます。
「英語をマスターすること」を「万里の長城を作る」ことに例えればわかりやすいですが、手当たり次第取り組んでも達成できない。
始皇帝は、いろいろな工夫をして、万里の長城を築きあげました。
それと同じように、あなたが英語をマスターしたいと思うなら、やり方に力を入れる必要があるのです。
さて、あなたはどのようにして「万里の長城を完成」させますか?
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この記事を書いた人
- English Lounge運営者。"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者8000人超え。 ジャックの無料公式LINEは1000人以上が登録。1ヶ月の勉強でTOIECの点数が800超えたり、英語が絡む仕事に転職したり、ネイティブとストレスなく話せる人が続出。
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