日本の英語教育の問題点とは?英語力が伸びない3つの理由

あなたは英語力に自信がありますか?

 

 

そう聞かれて自信満々に「はい!」と言える人は少ないかもしれません。

 

または、「英語は聞き取れるけど話せない」など一部分に自信がない人や「まったく英語には自信がない!」という人もいるでしょう。

 

 

私も留学する前は海外の方に道を聞かれても伝えることができず、方向を指差して身振り手振りで伝えるという感じでした(笑)

 

 

私は留学をして毎日英語に触れることで少しずつ話せるようになりましたが、日本でずっと生活をしていたら話せるようにはならなかったと思います。

 

 

もちろん学校では小学生の頃から英語の授業があり、大学入試のためにも英語はたくさん勉強してきました。

 

 

でも、まったく話せるようにならない…

 

なぜでしょうか?

 

 

英語が話せるようになるどころか、中学高校時代は英語にとても苦手意識を持っていました。

 

 

よく「日本の英語教育は役に立たない」「使える英語ではない」と言われてしまいます。

 

 

残念なことではありますが、たしかに私が留学しているときに「授業で教わったことだー!」とか「勉強しておいてよかった!」と思ったことは一度もありませんでした(笑)

 

 

では、なぜ「日本の英語教育は役に立たない」と言われてしまうのか、実際に海外で英語を取得した私が考えた3つの問題点をご説明していきます!

 

 

■ 目次

チェンジャック
【記事の監修者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

英語を話す機会が極端に少ない

 

英語の授業を思い出してみてください。

 

 

授業中あなた自身が自分で考えて英語を話す機会はどのくらいあったでしょうか?

 

 

私はほぼなかったな~と思います(笑)

 

 

先生が教科書の英文を読んで、それを復唱する…

 

 

実際に声を出して英語を使うのはこのくらいだった気がします。

 

 

私が留学に行ってとても感じたことは、英語は使わなければ上達しない、ということです!

 

 

最初はクラスメートに話しかけられても、「間違っていたらどうしよう」「なんて言ったらいいかわからない」と黙ってしまっていました。

 

 

でも、せっかく留学して英語を勉強しに来てるのに、本当にもったいない!と一念発起して、積極的に話してみることにしました。

 

 

わからないことは素直にわからないと言ったり、「もう少しゆっくり話して?」とお願いしてみたりすることで、徐々に英語を聞き取れるようになったり、合っているかはわからないけど、英語でニュアンスは伝えることができるようになりました!

 

 

語学はスポーツと同じで練習しなければできるようにならない、と私は思っています。

 

 

自分で「どういう単語を使えば伝わるかな?」「この言葉で合っているかな?」と考えながら、実際にどんどん話していくことがとても大切だと思います。

 

 

日本の英語教育では、圧倒的に自分で考えて話す機会が少ないです。

 

 

教科書を読むだけではなく、ディスカッションやディベートがもっと増えると、この状況はガラッと変えられます。

 

 

自分で考えて、英語を話すことが英語力向上には欠かせません。

 

 

文法学習を重視している

 

私は大学受験のために、一冊の英語文法問題集をボロボロになるまで何回も繰り返しやっていました!

 

同じような経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

大学受験では、英文法がとても大事だと学校でも塾でもしつこく言われてきました。

 

 

でも、実際留学に行って思ったことは「文法はそこまで重要ではない」ということです(笑)

 

 

もちろん、正解を出さなければいけない大学受験などの試験では、文法はとても重要だと思います。

 

 

しかし、実際に海外の方と英語で会話をするときに、たとえば冠詞が〝a〟なのか〝the〟なのか、ということはそれほど重要ではないのです。

 

 

文法ばかりに気を取られていると、本当はその言い方で合っていて伝わるのに、「この言い方は合っていたかな…」と自信がなくなり、英語を使うことが怖くなっていきます。

 

 

「文法も単語も正しいものを話そう!」と思うと、小さなことがどんどん気になって、「間違っていたら恥ずかしい」と英語に苦手意識を持つようになってしまいます。

 

 

アメリカに行ったばかりの頃、タクシーに乗る機会があったのですが、運転手さんに道を説明するとき「turn right supermarket!」のような感じで説明をしていました(笑)

 

文法的には間違っている英語ですが、意味はしっかりと通じます。

 

正しい英語を使おうと意識しすぎると、かえって何を言いたいのかが相手に伝わりにくくなってしまいます。

 

 

言った言葉が伝わらなければ、もう一度説明したり、違う単語を使って説明してみればよいのです。

 

 

日本の英語教育では、まだまだ文法を重視した授業が多いですが、実際に英語を使う場面では、細かいところまで気にしないことも大切です。

 

 

正しい発音を学ぶ機会が少ない

 

「発音がわからないから英語が話せない」と悩む人は多くいると思います。

 

 

学生の頃の記憶をたどると、たしかに単語の発音を学習する機会は少なかったように思います。

 

 

英語は発音を少し間違えるとまったく意味が違う単語として伝わってしまうことがあります。

 

 

たとえば、think(考える)とsink(沈む)はとても発音が似ていますが、意味は全然違います。

 

 

間違って使ってしまって相手に誤解されたり、まったく意味が伝わらず相手にイライラされてしまうのは悲しいですよね。

 

 

私は留学に行って一番発音の習得に苦労しました。

 

日本語では使わないような発音がとても難しく感じて苦労しましたが、友人に教えてもらいながらやっと正しく発音ができるようになりました。

 

 

そのときに感じたのが、日本では正しい発音を学ぶ機会が極端に少ない、ということです。

 

 

文法や単語、読み書きを重視した英語教育のため、実際に〝使える英語〟を学ぶ機会が少ないというのが現状です。

 

 

文法では冠詞など細かいところまで正解を出させるのに対して、英語を話すときに重要な発音については、細かいところまで指導してくれる教育法ではありません。

 

 

「正しい発音を学ぶ機会が少ない」ことは、日本の英語教育の大きな問題点と言えます。

 

 

まとめ

日本人の英語力が伸びない原因となっている、日本の英語教育の問題点は次の3つです。

 

 

1.英語を話す機会が極端に少ない

 

 

2.文法学習を重視している

 

 

3.正しい発音を学ぶ機会が少ない

 

 

この3つが私が留学に行って感じた日本の英語教育の問題点です。

 

 

英語は繰り返し使わないとなかなか自分の中に定着していきません。

 

 

しかし、日本の英語教育の現場では、実際に生徒が英語を使う機会がとても少ないのが現状です。

 

 

大学入試はもちろん、就職後にも英語力で評価されることは多くあります。

 

 

たとえば、TOEICが昇給や昇格の条件として掲げられている会社もあります。

 

 

もちろん、現在の日本の英語教育で教えていることも大切です。

 

でも自分で考えて、言葉を発する。言い回しを考える。わからないなりに工夫する。

 

 

自分で英語をどんどん使っていくことが何よりも英語力向上の近道なのです。

 

 

言い方を間違ってしまっても、最初は相手に伝わりづらくてもいいんです!

 

 

たくさん英語を使うことが何よりも大事なのです。

 

 

2020年度からは英語教育の改革が始まるそうです。

 

 

英語を使う機会が増えること、〝使える英語〟が学べるようになることを、心から祈っています!

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

kamiya

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