世界の第一線で活躍してきた日本人野球選手と言えば?
やはり、イチローですよね!
2001年から引退の発表2019年まで。
20年近くも、アメリカメジャーリーグで活躍してきました。
ということは、
「きっと英語ペラペラなんだろうな~」
って思いますよね!
ですが実は、
イチローは英語が話せないのでは!?
説が浮上しているようなんです。
結論を言うと、
イチローは英語が話せるようです!
とはいえ、
実際の英語力はいかほどなのか、気になりますよね。
そこで今日は
- イチロー英語できない説が浮上したのはなぜ?
- 実際のイチローの英語力は?
- イチローの生の英語を聴いてみよう!
この切り口で、検証してみたいと思います。
イチロー大好きなあなた。
イチローの英語を聴いてみたいあなた。
必見です!
■ 目次
イチローは英語が話せない説!どこから浮上?
20年近く、アメリカ生活をしてきたイチローさん。
それにもかかわらず、
『イチローは英語を話せない!』という疑惑。
いったいなぜ、そんな疑惑が浮上したのでしょう?
その要因は、どうやら、
イチローの会見にあるようです。
たとえば、この引退を表明したこちらの会見。
このようにすべて通訳を介して答えています。
そう長くも難しくない英語が多いですよね。
それでも、イチローは日本語で答えているんですね。
それゆえ、
イチローは、英語が話せないのでは⁉︎
という疑惑が、常に上がっていたのでしょう。
ですが実は、
これには、イチローの意図があったんです!
イチローをよく知るスポーツ記者。
この件について、こう話していたそうです。
He doesn’t conduct interviews in English because he respects language differences and doesn’t want to cause any confusion.
(彼が英語でインタビューを行わないのは、彼はことばの違いを尊重していて、混乱を避けたいからだ)
イチローが、通訳を介す理由。
それは、
「自分の言葉を正確に理解してもらいたい」
という気持ちが強いからなんですね!
ちょっとしたニュアンスの違いで、誤解を招くリスクを減らそうとしたんですね。
影響力の大きなイチローならではの配慮ですね。
結果、
公のインタビュー等で、通訳を使ったイチロー。
これが、
イチローは英語話せない⁉︎疑惑のもとでしょう。
この疑惑は、
まったくのデマということですね!
ちなみに、いくつかのアメリカメディアは、
イチローを「trilingual 」と評しているようです。
「trilingual 」とは、3カ国語話者のこと。
そう、実はイチローは、英語はもちろん、
スペイン語も使いこなせるそうですよ!
野球のみならず、3カ国語も操るとは。
さすがですね!
イチローの英語力は?
さあ、ではイチローの英語力はどのくらいなのか。
まずはこちらをご覧ください。
これは、
2016年度のルー・ゲーリック賞の受賞スピーチ。
いかがですか?
とっても流暢ですよね、
冒頭の自己紹介後のこのセリフ。
聞き取れましたか?
”You might be expecting a speech.
But, like home runs, speeches in English are not my game.”
「スピーチを期待していると思いますが、ホームランと同じで、英語のスピーチは得意分野ではありません。」
なんとも、ユーモラスな発言ですよね。
このジョークのセンスからも、
イチローが英語文化に馴染んでいるのが分かりますね!
実際、このジョークで、
会場も大盛り上がりだったようですよ。
ちなみに、
どうやってイチローは英語力を身につけたのか。
気になりますよね。
語学学校等に通う暇などなかったイチロー。
どうやら、
現場でのやりとりから学んだようです。
それだけで、このレベルに到達するには、
野球同様に、並々ならぬ努力があったはず。
いつもながらイチローの努力には脱帽です。
イチローの有名英語スピーチ
では最後に、
イチローの有名なスピーチをご覧頂きましょう。
そう、マリナーズの引退スピーチです。
さあ、聞き取れましたか?
冒頭から、ユーモア溢れる内容でしたね。
実際の英語はこちら。
Thank you. I am so nervous. Okay, let’s do it.
Dee[Gordon],Yusei[Kikuchi],no crying tonight. No crying.
This is a happy occasion. When I retired that night in Tokyo,
I had an incomplete feeling because the great fans of Seattle could not be there.
Tonight I want to express my appreciation to you for your touching support over the years.
When I came to Seattle in 2001, no position player had ever come from Japan before.
The one you got was 27 years old, small, skinny and unknown.
You had every reason not to accept me.
However, you welcomed me with open arms and you have never stopped,
even when I left and came back.
I was so grateful for the chance to return in 2018 and the reason is you fans.
Thank you Seattle.
I also appreciate the fans across America who supported me in New York, Miami,
and even in many places as a visiting player.
Baseball is truly a national pastime in America and I was so happy to play
in front of the people who love and respect the game so much.
It has to be an honor to play baseball with and against some of the greatest competitors
I have ever known.
They inspired me to raise my game to a higher level.
Now, I have the pleasure of spending time with these young and talented players
who will bring the franchise a championship.
Despite the language and culture gap, not to mention an age difference, of 20 years,
I enjoy being around them because I feel their passion for the game I love is genuine.
As I look back to my career, if there’s anything that gives me pride,
it is that I overcame the daily challenges and I have an equal passion for each day,
from the first one in 2001 to the last one in 2019.
As we enter the final days of a long season,
every player should remind himself what does it mean to be a professional.
These last days are just as important as the first ones and all those in between.
Every day you need to go about your business with the same passion.
That is the greatest gift you can give to your performance and to the fans
who come to enjoy this special game.
To the Seattle Mariners organization, I am forever grateful to you
for giving me the chance to play the game I love in the city I have come to love.
Thank you also to my family for your endless support.
Now, let’s play baseball.
なかなかの長文でしたね。
ちなみに、その和訳はこちら。
イチローさんのスピーチ、ちゃんと理解できていましたか?
【日本語訳】
ありがとう。とても緊張しています。じゃあ、始めますか。
ディー(ゴードン)、(菊池)雄星、今夜は泣くなよ。
これは幸せな機会です。東京で引退した夜、僕は不完全な気持ちでした。
なぜならシアトルの素晴らしいファンがそこにはいなかったからです。
今夜は、何年も温かく支えてくれたファンの皆さんへ感謝の気持ちを伝えたいと思います。
2001年にシアトルへ来た当時、それまで日本から来た野手はいませんでした。
27歳の僕は小柄で細くて、無名でした。
そんな僕を受け入れられない多くの理由があったにもかかわらず、
皆さんは両手を広げて歓迎してくれて、僕が1度去って戻ってきた際も止まることがありませんでした。
2018年に戻る機会を頂いた時はとてもうれしかったです。
なぜなら、ファンの皆さんがいたからです。ありがとう、シアトル。
ニューヨーク、マイアミ、そしてビジターの選手でも応援してくれた米国中のファンたちにも感謝します。
野球はアメリカの国民的娯楽です。
僕は野球を愛し、野球を尊敬する皆さんの前でプレーできて、とても幸せでした。
偉大な競争相手たちと仲間として、相手として、野球がプレーできて、とても光栄でした。
彼らが、僕の野球をより高いレベルに引き上げてくれました。
現在は、若くて才能があり、将来このチームを優勝へ導いてくれる選手たちと
過ごせることを楽しく思っています。
言語、文化の違い、20歳もの年齢差があることは言うまでもありませんが、
彼らと一緒にいることを楽しんでいます。
なぜなら、彼らの野球への情熱が本物だと感じられるからです。
僕の経歴を振り返って、もし誇れることがあるとすれば、
2001年初日から2019年最後の日まで、日々挑戦を乗り越え、同じ情熱を持ち続けられたことです。
シーズンも佳境に入り、すべての選手に覚えていてほしいことは、
「プロフェッショナルとは何か」ということです。
この最後の日々は、初日とこれまでの期間と同じくらい重要です。
毎日、同じ情熱を持って自分のやるべきことをやることが必要です。
それが、自分のパフォーマンスと、
この特別な試合を楽しみにしているファンの皆さんへ与える素晴らしい贈り物になるはずです。
シアトル・マリナーズの皆さん、
僕は自分が愛する街で、愛する野球をプレーできる機会を与えてくださったことを永遠に感謝します。
そして絶えることなくサポートしてくれた僕の家族にも感謝します。
じゃあ、プレーボール!
世界中の注目を集めたこのスピーチ。
イチローの英語力の高さは一目瞭然ですね。
まとめ
結論:イチローの英語力は高い
イチローが公の場では通訳を介す英語のは、
言葉のニュアンスで誤解を招きたくないから。
イチローの影響力の強さとプロ意識が伺えますね!
イチローのスピーチがうまく聞き取れなかった。
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この記事を書いた人
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TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。
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"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。