突然ですが、この映画知っていますか?
そう、誰もが知っているであろう「スパイダーマン」シリーズ。
2002年初公開の「スパイダーマン」から、回を追うごとに進化を遂げています。
ちなみに、
こちらの映像は、最新作「ホームカミング(Homecoming)」です。
そんな大人気の「スパイダーマン」シリーズ。
吹き替えや字幕ではなく、原文のままで鑑賞してみませんか?
映画を原文で鑑賞すると
・迫力・臨場感UP!
・英語力UP!
こんな嬉しい効果があるんですね。
そこで今日は、
「スパイダーマン」最新作での英語学習方法を徹底解説!
これを読めば、
英語での映画鑑賞をスムーズにスタートできること間違いなし!
さらに、英語学習者に朗報!
実は、
あるものを使えば、「スパイダーマン」で英語学習できちゃうんです!
しかも、無料で!
・映画で英語学習したい方
・スパイダーマンをもっと味わいたい方
必見ですよ!
■ 目次
「スパイダーマン」で英語学習の秘策
さっそく「スパイダーマン」を観てみますが・・・
今回観るのは、約2時間の映画ではありませんよ。
今回使用するのは「予告(Trailer)」。
この予告(Trailer)を使うことで
・短時間かつ無料で学習できる
・映画の内容も知ることができる
特典いっぱいなんです!
2時間の英語の映画を観る。
これって、初心者には負担ですよね。。。
ですが、この予告(Trailer)は、短時間!
「短時間かつ無料」で効率的に学習できるんです!
これなら、英語学習初心者でも安心ですね。
しかも映画の見所も知れて、ワクワクが止まりませんよ!
さあ、ではさっそく「予告(Trailer)」で、英語を学んでみましょう!
「スパイダーマン」で学べる英語表現
さあ、今回の題材はこちら。
スパイダーマン新シリーズの最新作「Spider-Man: Far From Home」!
2019年6月28日、日本でも公開され、大ヒットとなりました。
Avengers: Endgame 後の世界が描かれたこの映画。
ご覧になった方も多いのでは?
そんな大人気「Spider-Man: Far From Home」のOfficial Trailer。
さっそく観てみましょう!
と、その前に。。
Peter Parker役のTom Hollandが重要なことを言っています。
まずは、彼の英語を聞きとってみましょう!
さあ、正確に聞き取れましたか?
彼の英語はこちら。
Spider-Man: Far From Home Trailer is about to play.
But, if you haven’t seen Avengers: Endgame yet, stop watching.
Because a serious spoiler is about to come up.
But, if you have seen Avengers: Endgame, enjoy the trailer.
いかがですか?
活字で見るとわかりやすいですが、一発で正確に聞き取るのはなかなかですよね^^;
彼の言葉の中で、特に押さえたいポイントはこちら!
be about to V原形
まずは、この表現!
be about to V原形~(まさに~しようとする)
今にも行動を起こそうとしている状況で使います。
私たち日本人には、あまり馴染みのない表現かもしれませんね。
ですが、短いセリフの中に、2回も登場していますね。
ネイティブはよく使うということが分かりますね!
しっかりと押さえておきましょう!
上記表現を含め、彼のセリフを和訳してみます。
直訳すると、こんな感じです。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の予告が、まさに始まろうとしているよ!
でも、もしまだ『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見ていないなら、見るのをやめてね!
なぜなら、重要なネタバレが現れようとしているよ。
でももし『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見ていたら、予告を楽しんでね。
字幕と見比べると、少し違うことがわかりますよね。
字幕は、意訳ベース。
英語表現に忠実な直訳とは、少しニュアンスが異なることがあります。
これこそが、原文で映画を観る醍醐味!
字幕とのニュアンスの違いを感じ取ってみましょう。
きっと、さらなる臨場感を味わうことができますよ!
さあ、ではいよいよ映画の予告編の始まりです!
続いて、Hoganのセリフまで!
聞き取りつつ、直訳ベースで意味を考えてみましょう。
さあ、どのくらい聞き取れましたか?
正解はこちら!
Peter: Everywhere I go, I see his face. I just really miss him.
Hogan:Yeah, I miss him, too.
I don’t think Tony would’ve done what he did, if he didn’t know that you wanna be here after he was gone.
字幕の和訳はこんな感じ。
Peter:どこに行っても、彼の顔が見える。ただ本当に彼が居なくなって寂しいんだ。
Hogan:ああ俺も寂しいよ。トニーは、君がここに残ると知っていたから、あれをやったんだ。
かなり意訳されていますね。
さらに、ネイティブらしい表現も含まれています。
ここでのポイント2つ、解説していきましょう!
wanna
洋楽や洋画で、よく登場するこの表現。
これは「want to」の短縮形!
つまり
wanna=want to
仮定法
「仮定法」とは、現実に反する状況を述べる表現。
ここでは、
過去の状況を述べる「仮定法過去完了」が使われています。
「仮定法過去完了」の基本的形
If S+had P.P.(過去分詞)~, S+would/should/could/might + have P.P.
(もし~だったら、・・・だったのに)
その文法が使われているのは、こちら。
I don’t think Tony would’ve done what he did, if he didn’t know that you wanna be here after he was gone.
ここでは、if節が後半に来ています。
前後が入れ替わっているのですね。
上記の形に当てはめると
If he didn’t know that you wanna be here after he was gone, I don’t think Tony would’ve done what he did.
これだと、わかりやすいですよね。
ただし、ここでは、二重否定の仮定法になっています。
直訳:
あなたがここに残りたいと、彼が知らなかったら、トニーは彼がしたことをしなかったと思う
ちょっとこんがらがりますが・・・
「知らなかったから、しなかった」は、まさに二重否定。
逆に言えば、
「知っていたら、した」ということですね。
ですから、字幕のように
「トニーは、君がここに残ると知っていたから、あれをやったんだ」
となるわけですね!
さあ、続いては、警察官とPeterのやりとりです。
2人のセリフはこちら。
Police : You are gonna be the next Iron-Man now?
Peter:Well, no. I’m too busy doing your job.
Police: Oh?
Peter:I’m kidding. I’m kidding.
Look. Keep up the good work.
Because I’m going on vacation.
シンプルな表現が多いですね。
聞き取りやすかったのではないでしょうか?
ここでのポイントはこの表現。
gonna
こちらもネイティブらしい表現。
これは「going to」の短縮形!
つまり
gonna=going to(~するつもり)
「wanna」と併せて押さえておきましょう!
Keep up
keep up=「続ける」
ここでは
keep up the good work(いい仕事を続けて)
となりますね。
一般的な励ましとして
「keep it up!(頑張って)」
と使うことも多いので、押さえておきましょう!
ちなみに、直訳ベースの和訳はこうなります。
Police:次のアイアンマンになるつもり?
Peter:いや、君たちの仕事をするのに、忙しすぎるよ。
Police:おお?
Peter:冗談、冗談だよ。ねえ。いい仕事を続けて。僕は休暇に行くから。
続いては、HoganとPeterのやりとり。
いかがでしたか?
セリフは短いですが、またもネイティブらしい表現が多いですね。
2人のセリフはこちら。
Hogan:Heads-up. Nick Fury is calling you.
Peter:I don’t really wanna talk to Nick Fury.
Hogan:Answer the phone.
Peter:Why?
Hogan:Because if you don’t talk to him, then I have to talk to him, and I don’t want to talk to him.
You set Nick Fury to voicemail?
Peter:I got to go.
Hogan:You do not ghost Nick Fury.
さあ、まずは、この表現!
heads-up
これはもともと、「heads up」から来ています。
Heads up=「注意して」。
この表現に「-」が入った「heads-up」。
名詞化し、「注意喚起」という意味になります。
ここでは、場面の状況から
「注意喚起」⇒「見ろ」
と訳されているのですね。
ghost
「ghost」で、真っ先に思い浮かぶ意味は「幽霊」ですよね。
ですが、ここでは動詞。
動詞「ghost」には
・「突然立ち去る」
・「人と付き合いをやめて連絡を断つ」
という意味があるんです。
押さえておきましょう!
この会話の和訳はこちら(直訳ベース)。
Hogan:見ろ。ニック・フューリーが、君に電話しているよ。
Peter:ニック・フューリーとは話したくない。
Hogan:電話に出ろよ。
Peter:なんで?
Hogan:もしお前が話さないと、俺が彼に話をしなくちゃならない。俺は彼と話したくないだ。
Hogan:お前、ニック・フューリーを留守電にしたのか?
Peter:行かなきゃ。
Hogan:ニック・フューリーから逃げることなんて出来ないぞ。
さあ、ここからは、長いまとまりを聞いてみましょう。
MJ: What’s up,dorks?
Peter: What’s up? We’re just talking about the trip.
Flash: I’m here to stay this remarkable…
Peter: I think MJ really likes me.
Ned: I had just finished my phone call.
Nick: You are a very difficult person to contact, Spider-Man.
Nick: This is Mr. Beck.
Beck: We could use someone like you in our world.
Peter: Your world?
Nick: Beck is from Earth, just not ours. The snap torea a hole in our dimension.
Peter: You are saying there’s a multiverse?
Nick: We have a lot to do, and you’re coming with us.
Peter: There’s got to be someone else you can use. What about Thor?
Nick: Off world.
Peter: Captain Marvel?
Maria: Unavailable.
Peter: But I’m just a friendly neighborhood, Spider-Man.
Nick: Bitch, please. You’ve been to space.
Beck: What do you want, Peter?
Peter: I want to go back on my trip, with the girl friend I really like, and tell her how I feel.
Peter: MJ, I…
MJ: am Spider-Man.
Peter: No. Of course, not.
MJ: I mean it’s a kind of obvious.
Beck: You’re right. You may not be ready. But this is my responsibility.
Beck: Saving the world requires sacrifice. Sometimes people die.
Peter: Oh my god.
Peter: I just always feel like I’m putting my friends in danger. The world needs the next Iron-Man.
どうでしたか?
ここまでの直訳はこちら。
Hogan: 何してるの?変人さんたち。
Peter: 何してるって?旅行の話さ。
Flash: この素晴らしい街に来たんだ・・・
Peter: MJは、本当は僕のことを好きなのだと思う。
Ned: ちょうど電話が終わった。
Nick: 君は、本当に連絡するのが難しい男だな、スパイダーマン。
Nick: こいつはベックだ。
Beck: 君のような奴は、俺たちの世界で使える。
Peter: 君たちの世界?
Nick: ベックは地球から来てる。ただ俺たちの地球じゃないがな。(サノスの)一撃が次元に裂け目を作ったんだ。
Peter: 多元宇宙だっていっているの?
Nick: やれなければいけないことがある。俺たちと一緒に来い。
Peter: 他に使える奴がいるだろ? ソーはどう?
Nick: 別の世界だ。
Peter: キャプテン・マーベルは?
Maria: つかまらない。
Peter: でも、僕はただのみんなの友達スパイダーマンだよ。
Nick: おい、頼むよ。お前は宇宙にまで行っただろ。
Beck: どうしたいの、ピーター。
Peter: 僕は旅行に戻りたい。彼女とね。本当に好きなんだ。そして彼女に僕がどう思っているか伝えるんだ。
Peter: 僕は・・・
MJ: スパイダーマン?
Peter:違うよ。もちろん違う。
MJ: ある意味、明らかだと思うけど。
Beck: わかった。君はまだ準備が出来ていないようだ。でもこれは俺の責任だ。
Beck: 世界を救うには犠牲を必要とするんだ。時には、人が死ぬんだ。
Peter: なんてこった。
Peter: 僕はいつも友達を危険に巻き込んでいるといつも感じる。
世界は、次のアイアンマンを必要としているんだ。
大きなポイントはありませんが、この表現は押さえておきましょう!
・What’s up?(どうしたの)
日常生活でもよく使われますよ。
さあ、どんどんいきますよ!
Nick: You’re going to step up or not?
Hogan: I gotta get you guys outta here! Get on the jet.
MJ: Who are you?
Hogan: I’m working with Spider-Man.
Flash: You work for Spider-Man?
Hogan: I work with Spider-Man, not for Spider-Man.
Hogan: New plan!
さあ、ここには、いくつかポイントがありますね。
まずはこちら。
You’re going to step up or not?
字幕では、「覚悟を決めるんだ」となっていますね。
ですが直訳すると、
「お前は次の段階に行くつもりがあるの?ないの?」
となりますよね。
ここは、古典で言う「反語」のようなニュアンス。
つまり、
「お前は次の段階に行くつもりないの?」
⇒「いや、お前は次の段階に行くつもりあるよね、あるはず!」
ですから、それを意訳して
「覚悟を決めるんだ」となっているわけです。
英語で聞かないと知り得ないこのニュアンス!
原文で聞けるって、やはり面白いですよね。
gotta
またまた短縮形の登場です。
gotta=get to(~しなければならない)
have toと同意ですね。
さらに、短縮形が続きますよ。
outta
outta= out of(~の外に・~から)
このように、
短縮形は、日常的によく用いられる口語表現だとわかりますね。
よく使われる短縮形を知りたい方は、こちらをどうぞ!
work with / work for
最後に注目したいのは、この1文。
I work with Spider-Man, not for Spider-Man.
少し省略されているこの1文。
正確には、
I work with Spider-Man, I do not work for Spider-Man.
つまり
「work with」でなく「work for」だ
ということなのですね。
前置詞ひとつで、熟語のニュアンスが大きく変わるんです!
・work with・・・「~と一緒に働いている」←対等
・work for・・・「~の元で働いている」←立場が下
ちょっとしたニュアンスの違いへのこだわりが強く表れていますね。
スパイダーマンの下で仕えている「work for」ではない。
対等な立場である「work with」だ。
という気持ちが読み取れますね。
これもまた原文で聞く楽しさです!
ここまでの直訳はこちら。
Nick: 次の段階に進むの?進まないの?
Hogan: 君たちをここから出さなきゃいけないんだ。ジェット機に乗るんだ。
MJ: あなたは誰?
Hogan: 俺はスパイダーマンと働いている。
Flash: スパイダーマンのもとで働いてるの?
Hogan: スパイダーマンと一緒に働いているんだ。スパイダーマンに仕えているんじゃない。
Hogan: 新しいプランだ。
このように、原文ならでわのニュアンスがたくさん!
大好きな「スパイダーマン」を楽しみながら、英語を学べそうですね。
まとめ
大人気「スパイダーマン」。
予告を使えば、無料で楽しく学習できますね。
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この記事を書いた人
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TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。
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