英単語の学習に苦労したことがある方も多いのではないでしょうか?
受験や留学のために英単語の学習は必須です。
しかし、何百、何千とある英単語を一つずつ覚えていくのはとても大変ですよね。
さらに、英単語の学習は繰り返しが非常に重要ですが、その作業はとても地味で退屈な作業とも言えます。
一回見ただけで覚えられればいいのですが、なかなか暗記にも時間がかかるため、途中で投げ出したくなってしまいます。
実際に私も大学受験のために英単語を勉強しているとき、なかなか覚えることができず、嫌になった覚えがあります。
しかし、私はある方法を使ったところ、単語の定着があっという間に早くなりました!
そして、単語学習に割いていた時間を英文法や長文読解などの対策に回すことができ、現役で大学に合格することができました!
そこで今回は、英単語を早く記憶する効率的な学習方法をご紹介します!
受験を控えている方もこれから留学に行こうと考えている方も役に立つはずなので、ぜひ読んでみてくださいね!
■ 目次
なぜ英単語は覚えるのに時間がかかる?
書店で並んでいる英単語帳はどれも分厚いものばかりです。
中には薄い単語帳もありますが、「薄いとなんか不安」と思ったことのある方も多いのではないでしょうか?
この分厚さこそが英単語の学習に時間がかかる理由なのです!
たとえば、「book」という単語。
意味を聞かれたら多くの方が「本」と答えるでしょう。
しかし、「book」には「~を予約する」という意味もあります。
さらに、「booking」などの派生語や「booked up」などのイディオムも単語帳には掲載されています。
ほかにも、類義語や対義語なども多く掲載されているため、「単語帳を一周やりきろう!」と思っても、膨大な時間がかかってしまうのです。
まずは「基本単語」から
「単語帳に載っている単語全部覚えるぞ!」と意気込んで始めてみたはいいものの、結局挫折してしまったという話をよく聞きます。
実際に私も単語帳を購入したての頃は、単語帳の隅から隅まで覚えようと必死になりましたが、結局途中で挫折してしまいました。
そこで私は、まずは「基本単語」から覚えることにしました!
「基本単語」とは、単語帳に載っている多くの単語の中でも、太く大きく書いてあるものです。
実際の単語帳の画像を見てみましょう。
この単語帳で言うと、左側のすべての太字で大きく書かれているものが、「基本単語」となります。
派生語・類義語・対義語やコロケーションは右側に載っています。
「基本単語」は、たとえば、「open」や「increase」などの簡単な意味のものが多いです。
また、「基本単語」のほとんどが動詞、形容詞、名詞のどれかに分類されることが多いです。
単語帳に載っている単語はどれもが重要単語ではありますが、その中でも「基本単語」は最重要単語です。
言い換えれば、「基本単語」の知識がなければ、問題文は読めない、解けないということです。
ですから、まずは「基本単語」を覚えることだけに集中して、単語帳を一周やり切りましょう!
二周目も「基本単語」を徹底的に
先ほどもお伝えしたように、まずは「基本単語」から覚えていく学習法がおすすめです。
一周やり終えたあと、「二周目は派生語や類義語を覚えていくぞ!」と思うかもしれません。
しかし、二周目も徹底的に「基本単語」を学習することをおすすめします。
なぜなら、いくら念入りに「基本単語」のみを単語帳一周やり切っても、覚えられていない単語がほとんどです。
「せっかく時間をかけたのに」とくじけそうになりますが、多くの人が一度見ただけで単語を覚えられるわけではありません。
やはり単語学習は繰り返しがカギとなってきますので、がっかりせず二周目も「基本単語」をやりこみましょう!
一周目と二周目のやり方で違うのは、単語を「覚えられた単語」「覚えられていない単語」に分類しながら進めていくことです。
たとえば、先ほどの「open」は「開ける」という意味とすぐにわかったら、三周目では目を通す必要はありません。
しかし、「increase」の意味が「増加する」とわからなかった場合は、チェックが必要です。
付箋でもペンでチェックするでも、やり方はなんでもいいので、三周目に見たときに「わからなかった単語」とわかるように印を付けておきましょう。
ここで大切なのは、三周目以降時間を効率よく使うために、「自分がわからない単語を把握すること」です。
ですから、時間を無駄にしないためにも、次のように学習を回していくことがおすすめです。
- 一周目はすべての「基本単語」に目を通す
- 二周目ももう一度すべての「基本単語」に目を通して、「わかる単語」「わからない単語」に分類する
- 三周目以降は「わからない単語」のみ覚えていき、「わからない単語」を減らす
ただでさえ覚える数も多く、時間のかかる英単語の学習ですから、時間は無駄にせず学習を進めたいですよね?
しかし、「覚えられた単語」を繰り返し学習していても、それ以上に知識が増えることはありません。
ですから、「わからない単語」を見える化することで、時間を効率よく使って学習を進めていきましょう!
派生語・類義語・対義語は問題を解く中で覚える
「わからない単語」を見える化したら、その「わからない単語」を減らしていきます。
三周目で終わる単語もあれば、五周目までかかる単語もあると思います。
しっかり「覚えた!」と自信を持って言えるまで継続することが大切です。
では、「覚えた単語の派生語などには手をつけていいの?」と思う方もいるでしょう。
しかし、私は単語帳の中で派生語などの学習を進めることはおすすめしません。
なぜなら、単語帳に載っている派生語・類義語・対義語などはすべて試験に出るとは限らないからです。
「もしかしたら出るかもしれない」と思うかもしれません。
しかし、その「もしかしたら」のためだけにたくさんの時間を使って覚えるのは非常に効率が悪いです。
ですから、私は派生語・類義語・対義語は文法問題や長文問題を解く中で覚えていくことをおすすめします!
基本的に派生語は「基本単語」の知識があれば、意味を文脈から推測して解くことができます。
どうしてもわからなかったものだけ、解説を見たあと、単語帳の掲載ページを見て覚えていきましょう。
類義語や対義語も同じです。
問題を解く中で、知識として増やしていったほうが効率がいいです。
文法問題や長文問題を解く中で、「この派生語ほかの問題でも出てきたな」と思うものがあると思います。
そのような派生語などが、試験に頻出の語句です!
そういった派生語などは自分の単語帳に印を付けて、頻出とわかるようにしておくのがおすすめです!
単語帳に載っている「基本単語」だけでもかなりの量があります。
それに加えて、派生語・類義語・対義語も一度に覚えようとすると、いくら時間があっても足りません。
「基本単語」の知識があれば、ある程度の問題は解くことができます。
ですから、「基本単語」以外の単語は問題で出会う中で覚えていくのが効率が良いでしょう。
文法問題や長文問題の対策をしながら、単語も覚えていけるので一石二鳥です!
まとめ
今回は英単語を早く記憶する効率的な学習法についてご説明してきました。
もちろん、一瞬で覚えられるような裏ワザではありません。
しかし、確実に覚えられ、時間も無駄にしない効率的な学習法です!
では、今回ご紹介した学習法をおさらいしていきます!
- まずは「基本単語」をマスターする
- 二周目は「覚えられた単語」「覚えられなかった単語」に分類しながら学習する
- 「わからなかった単語」を見える化する
- 三周目以降は「わからなかった単語」をどんどん減らしていく
- 派生語・類義語・対義語は問題を解く中で覚えていく
人それぞれ合う学習法があるかと思います。
しかし、今回ご紹介した学習法は誰でもすぐに取り組める基本的な学習法です。
苦手をどんどん潰していけば、英単語学習に割く時間も少なくなります。
さらに、定着も早くなりますので、ぜひ試してみてくださいね!
ほかにも、「英単語の成り立ち」から覚える方法もあります。
気になった方はぜひ次の記事も読んでみてください!
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"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。