「東大生」はTOEICが苦手?

みなさんは、TOEICテストを受けたことはありますか?

 

TOEICテストの受験生の多くは、大学生や社会人。

これは、TOEICテストのスコアは、就職試験選考や昇進等で有利に働くことも多々あるからなのです。

 

実際、「TOEIC ○○点以上取得者には、英語試験免除」等の特別枠を設けている企業や地方公共団体も多く存在しています。

したがって、TOEICテストは、就職を控えた大学生にとっては重要なテストの1つと言えますよね。

 

990点満点のTOEICテストで、大学生はどのくらいのスコアを取っているのでしょうね。

 

たとえば、日本の大学の最高峰である「東京大学」の学生は、どのくらいのスコアを取っているのか想像はつきますか?

 

あの「東大生」だから、990点満点続出か?

「東大生」の平均点は、当然、日本の大学の中でTOPだろう!

 

そんな想像が膨らみますよね。

 

ここで衝撃的な事実を、お伝えしなければなりません。

 

実は、「東大生」のTOEIC平均点は、688点と言われています!!

 

 

688点と言われても、これが衝撃的な点数のか分からない・・・っていう方もたくさんいますよね。

 

そこでまずはTOEICについて簡単に説明したいと思います。

 

 

■ 目次

チェンジャック
【記事の監修者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

TOEICとは?

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そもそもTOEICテストの概要をご存知ですか?

 

TOEIC とはTest Of English International Communication の略称です。

その内容は、基本的に、日常会話やビジネスに重点が置かれています。

 

そのため、先ほどお話したように、受験者は主に大学生および社会人と言ってよいでしょう。

 

TOEICテストには4種類あります。

 

① TOEIC テスト ( Listening & Reading Test )

一般的に言われる「TOEIC」は、このテストです。

 

受験後、公式スコア証明書が発行され、大学受験や就職の際の公式証明書となります。

 

先ほどの「東大生」の平均点も、このTOEICテストの平均点のことを指しています。

 

このテストが、もっとも主流と言えますね。

 

② TOEIC IP テスト

これは、TOEIC テストのいわゆる「団体試験」。

大学単位で申し込み、その大学の学生が受験するというスタイルが多いです。

 

ただし、IP テストは公式証明書が発行されません!!

 

ですので、あくまで練習用のテストです。

 

③ TOEIC Bridge Test

TOEIC Bridge Test は初級者~中級者向けテストです。

 

難易度もさながら、内容もビジネスよりも日常生活に重点が置かれています。

英語学習初心者用のもので、一般的な汎用性は高いとは言えません。

 

④ TOEIC Speaking & Writing Test

TOEIC テスト(①)で網羅されていないスピーキングとライティングの力を測るテストです。

※ライティングだけの受験は不可

一般的な認知度はあまり高くありませんが、商社や外資系企業など、ビジネス英語を話すことを求められる受験者には適しているでしょう。

 

以上のように、TOEICテストは、 日本国内での受験や就職、スキルアップの試験として最適なテストです。

基本的には、TOEICテスト(①)を受験するのがオーソドックスと言えますね。

 

 

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「東大生」の平均点688ってどのくらいのレベル?

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さあ、TOEICテストについて分かりましたね。

 

でも、「東大生」の平均であるTOEIC 688点って、どのくらいのレベルか、いまいちピンと来ませんよね。

 

そこで1つの資料をご紹介します。

 

下の表は、TOEIC試験の開発をしているETSから発表されている、TOEICスコアとCEFRレベルとの対照表です。

総スコア CEFRレベル
(外国語のコミュニケーション能力を表す指標)
945~ C1 高度な言語運用能力を持つ上級者
785~ B2 実務に対応できる準上級者
550~ B1 習得しつつある中級者
225~ A2 学習継続中の初心者

引用: www.etsglobal.org

 

この表で見ると、「東大生」の平均点は、B2とB1の間に位置します。

 

いかがですか?

「東大生」のイメージから考えると、低いと思いませんか?

だってあの「東大生」ですよ!!

イメージではC1レベルですよね。

 

ということは、TOEICテスト自体が、大学生にとって難しいってことなのでしょうか?

 

そこで、TOEICテスト平均点の大学ランキングを見てみましょう!

938点 上智大学国際教養学部(※全体平均は732点)
920点 国際教養大学(全体平均)


877点 東京外国語大学外国語学部英語学科(※全体平均は719点)
874点 国際基督教大学(全体平均)
865点 上智大学外国語学部英語学科(※全体平均は732点)
823点 一橋大学大学院法学研究科(※学部の平均は619点)
800点 東京大学大学院生(文系)(※学部の平均は688点)
783点 同志社女子大学国際教養学科(3年次)


770点 早稲田大学国際教養学部
762点 神戸市外国語大学外国語学部英語学科
752点 東京大学(文科三類)(※全体平均は688点)
750点 慶應義塾大学SFC
732点 上智大学(全体平均)
725点 広島大学教育学部(英語科)
703点 東京大学大学院生(理系)(※学部の平均は688点)
719点 東京外国語大学(※英語学科平均は877点)


689点 青山学院大学
688点 東京大学(学部)
667点 関西外国語大学外国語学部英語学科
650点 日本外国語専門学校
649点 広島大学医学部
648点 神戸大学
641点 同志社大学
640点 東京工業大学
636点 千葉大学医学部
634点 獨協大学外国語学部英語学科
630点 立教大学
630点 大阪女学院大学
628点 宮崎国際大学(4年次)
628点 京都大学
619点 一橋大学(※大学院法学研究科の平均は823点)
617点 中央大学
615点 明治大学

引用先https://toeic-town.net/university-toeic-ranking/

以上が、平均点600点以上の大学ランキングとなっています。

なんと「東大」は、18位!!

 

ちなみに、TOEICテストのスコアを偏差値に換算すると、次のようになるようです。

 

232回 TOEICスコア別偏差値(小数点第2位を四捨五入して計算)

引用先 http://toiguide.jp/toeicscorebunpu/

 

TOEIC スコア  換算偏差値
990 73.8
950 71.5
900 68.6
850 65.8
800 62.9
750 60
700 57.1
650 54.3
600 51.4

 

「東大」の偏差値は、科類により異なりますが67.5~72.5となります。
(参考https://todai.kawai-juku.ac.jp/exam/deviation.php

 

偏差値から考えると、「東大生」のTOEICスコアは、少なくとも850点以上であるはず。

990点満点を取得しても、何ら不思議ではありません。

 

したがって、偏差値から考えると、TOEIC平均点688点は、あまりにも低いと言わざるを得ません!

 

「東大生」に、一体何が起こったのでしょうか?

 

その原因を考えてみたいと思います。

 

 

TOEICテストと大学入試問題は別物!

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TOEICテストが、どのようなものかは、先ほどご説明しましたよね。

TOEICテストの内容は、ビジネス色が強く、リスニングとリーディングともに、択一式の問題です。

 

一方、「東大」の試験は、センター試験(択一式)+個別学力試験(記述式)。

「東大」入試の配点は、記述式である個別学力試験が圧倒的に高いのです。

 

記述式ですから、和訳、英訳、英作文等が、多く盛り込まれています。

その内容は、高校生向けのものや学部の特色に準じた内容となっています。

 

「東大生」は、この試験を突破すべく、東大問題対策を徹底的に行っているはず。

そんなときに、特色の異なるTOEICテスト対策をしているはずありません。

 

このことを考えれば、「東大生」=TOEICハイスコアという法則は成り立たないと言えますよね!

 

 

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TOEICテストには、特化した練習が有効!

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TOEICテスト対策として、様々な本や学習アプリ等がありますよね。

 

 

私自身、大学時代に、TOEIC900点を突破すべく、必死に対策をしました。

TOEICの英文や文法自体は、そう難しくありません。

ですが、高得点を取るkeyは、「時間配分」と「集中力」にあると、私は感じました。

 

もちろん「リスニング力」「語彙力」も大切です。

ですが、100問のリスニング試験に耐えうる「集中力」。

大量のリーディングをこなす「時間配分」が重要なのです!

 

ですから、
ある程度の英語力が備わった人ならば、「時間を計って1回分を解く」という「問題演習」が有効なのです。

 

要するにTOEICは、「要領とテクニック」で得点UPを目指すことができるのですね。

 

 

平均点688点は、「東大生」であることを考えると、確かに低いです。

しかし、それは単に、TOEIC対策を高校時代にしていなかったから。

 

難解な入試を突破し、基本的な英語力も十分品備わった「東大生」。

そんな彼らが、TOEICに特化した特訓をしたら・・・どうでしょう?

 

あっという間に900点の壁を突破し、990点満点を取得する学生が続出するのは必至でしょう!

 

「東大生」の英語力が低いなんてことでは、決してないのですね!

 

 

まとめ

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1.TOEICテストとは?

→大学生や社会人がメインターゲットのビジネス英語!

2.「東大生」平均スコア688点ってどうなの?

→偏差値から考えると850点以上のはず・・・低すぎる!!

3.「東大生」平均スコアが低い原因:

→TOEIC(択一式のビジネス英語)と大学入試(記述式の高校生レベルの文章内容)の違い

4.TOEICテストはテクニック!

→「東大生」がTOEICに特化した特訓をすれば・・・即900点突破かも!

 

 

「東大生」のTOEIC平均点は、一見衝撃的でしたよね。

ですが、そこにはちゃんと理由があったのですね。

 

ちなみに、東京大学でも、TOEIC対策講習を実施しているようです。

https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/inbound/ja/programs-language-toeic.html

 

あの「東大生」が、こんな講習を受けたら、あっという間に高得点続出になるでしょうね!

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人

山崎
山崎
TOEIC950点取得。某大手オンライン英会話講師、英検教材作成、翻訳など英語に関わる仕事を経験。
現役高校英語教師を務めながらライターとしても活動中。

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