英語論文の課題が出たとき、「英語で書かれた参考文献の探し方がわからない」と悩んだことはありませんか?
私は学生時代、英文学科だったため、よく英語論文の課題が出ました。
課題のたびに図書館に行ってみたり、ネットで探してみたりしましたが、なかなか課題に合う参考文献を見つけることができませんでした。
「課題がまったく進まない」と煮詰まっていたときに、大学の先輩から教えてもらったのがGoogle Scholarです!
Google ScholarとはGoogleが提供している検索サービスです。
普通のGoogleの検索エンジンではなく、主に論文専用の検索エンジンです。
日本語の論文や英語の論文だけでなく、資料なども検索できます。
無料で読めるものもとても多いので、学生にとってはレポートなどを書くときにとても役に立つサービスです!
そこで今回は、そんな便利なGoogle Scholarの使い方を徹底解説します!
この記事を読めば、レポートや課題の参考文献を探す時間が半分くらいになること間違いなしです!
■ 目次
Google Scholarの使い方
まず、Google Scholarのサイトにアクセスしてみましょう!
アクセスはこちらからどうぞ!
普段私たちが使っているGoogleとそこまで違いはありませんよね。
では、次に論文を探してみましょう!
論文を探すときも、普段と同じように検索ボックスにキーワードを打ち込みます。
キーワードを打ち込むと、論文は大量に出てくるはずです。
大量の論文すべてに目を通す時間はもちろんないでしょう。
そこで、Google Scholarには検索のコツがあるので、いくつかご紹介していきます!
Google Scholar検索のコツ
Google Scholarには、複数検索、フレーズ検索、OR検索、NOT検索という便利な機能があります。
では、さっそくそれぞれの機能をご説明していきます!
①AND検索
AND検索はとても簡単です。
普段みなさんがGoogleなどで調べものをするときと同じように、キーワードを複数入れて検索する方法です。
たとえば、新型インフルエンザが流行し、そのワクチンについての研究内容の論文を調べたい場合、「新型インフルエンザ ワクチン 時期」などのように知りたいキーワードをいくつか入力するはずです。
Google Scholarも同じように、知りたいキーワードを複数入れて検索することによって、より自分が知りたいことの内容に近い論文を検索することができます。
AND検索は「複数検索」と呼ばれている場合もあります!
②フレーズ検索
フレーズ検索とは、「A B」という二つの言葉を、この順番のまま検索したいときに役に立ちます。
つまり、「フレーズとして検索できる機能」ということです。
検索の方法はダブルクォオーテーション(“ ”)でキーワードを括ります。
入力順で検索してくれるので、検索制度が高いところがポイントです。
③OR検索
OR検索はどちらかのキーワードを含んだ検索を行ってくれます。
検索方法は「○○ OR ××」といった形で検索します。
どちらか一つでも含んでいれば検索にヒットするので、同義語などがあるキーワードの検索の場合便利です。
④NOT検索
検索結果から除きたいキーワードがある場合は、NOT検索が便利です。
除きたいキーワードの前に-(マイナス)記号をつけると、検索結果ではそのキーワードを除外した結果が表示されます。
このほかにもGoogle Scholarには便利な検索機能がたくさんあります。
今回は基本的なもののみのご紹介ですが、著者名検索やタイトル検索、出版物検索など、使いこなせば使いこなすほど便利になります!
気になる方はぜひ調べてみてくださいね!
Google Scholarをもっと効率的に使うには?
ここまではGoogle Scholarの便利な検索機能について、お話してきました。
ここからは、もっとGoogle Scholarを効率的に使う方法をお話していきます!
先ほどご説明したうちの検索方法で論文を検索しても、検索結果には膨大な量の論文が出てきます。
そんなとき、「どの論文を選べばいいかわからない…」と悩んでしまうでしょう。
もしどの論文を選べばいいかわからなくなってしまったときは、引用数が多い論文を選んでください!
引用数とは、どれだけその論文がほかの論文に参考文献として使われているか、という数です。
引用数が多ければ多いほど、その論文の信ぴょう性が高かったり、世界的に権威のある論文であることが多いです。
ですから、引用数が多い論文は使うことをおすすめします!
資料はPDFで探そう!
英語の論文を読むとき、ネットで検索するとどこからが本文なのかが、よくわからないことがあります。
さらに、紙で読むために印刷しようとしたらできない…なんてこともあったりします。
そんなときにおすすめなのが、PDFとしてネットにアップされているものだけを検索できる「PDF検索」です!
検索方法はとても簡単で、キーワードの後ろに「PDF」を付け加えて検索するだけ。
たとえば、肺がんについての英語の原著論文をPDFのみで検索したいときは、次のように検索ボックスに入力します。
「lung cancer PDF」
こうすると、PDFのものが優先的に表紙されるので、資料が集めやすくなります。
ぜひ使ってみてくださいね!
ほかにもGoogle Scholarでは、日付順に検索結果を並べ替えたりすることができます。
たとえば、2017年以降の資料と指定ができたり、期間を定めたりすることもできますし、最新の資料を検索することもできます!
さらに、一つひとつの資料を読んでいる時間がない、という方には「内部検索機能」もおすすめです。
Macは「Command + F」キーで、Windowsは「CTRL + F」キーで出てきます。
出てきた検索ボックスにキーワードを打ち込めば、そのキーワードが書かれている該当部分のみにジャンプしてくれるので、自分に必要な部分だけを読むことができます。
使い方を知っていれば、今まで何時間もかけていた作業も効率よくパパッと終わらせることができますね!
まとめ
英語の論文や参考文献探しに非常に役立つGoogle Scholar。
使うときのポイントは次の3つです!
- 検索機能を使いこなす
- 引用数の多い論文を選ぶ
- PDFでアップされているものを優先的に検索する
この3つを押さえてGoogle Scholarを使えば、英語論文の検索にかかる時間は、かなり短縮できます!
資料集めはとても時間のかかる作業で、やっているうちに苦痛になってくる作業です。
実際に私も学生時代、徹夜してネットで論文を探し漁ったこともありました。
どれを選んでいいかわからず、結局効率の悪い検索方法で永遠に資料を探していました(苦笑)
しかし、今回ご紹介した検索方法を使えば、短い時間で大量の論文資料を集められます!
大切なのは資料を探すことではなく、論文の課題をこなすことやレポートを書くこと、というのを忘れないようにしたいですね。
そして、論文を書くときにもう一つぶつかってしまう壁は、「論文の書き方」だと思います。
「論文の書き方がわからない」と悩んでいる人は、ぜひこちらの記事も読んでみてください!
エッセイの書き方の記事ですが、論文にも役立つ記事になっています!
構成から詳しく説明してくれているので、とても役に立ちますよ!
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
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"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。